- マルタ首相:仮想通貨はお金の未来
- 現在ニューヨーク市で開かれている“国連総会2018”にて、『ブロックチェーン島』と知られるマルタ共和国の首相を務めるJoseph Muscat氏はブロックチェーン技術の下で、仮想通貨はお金の未来となると見込む。
仮想通貨は未来のお金
複数のメディアの報道 によると、現在ニューヨーク市で開かれている“国連総会2018”にて、『ブロックチェーン島』と知られるマルタ共和国の首相を務めるJoseph Muscat氏はブロックチェーン技術の可能性で、仮想通貨は未来のお金となると見込み、以下のように語りました。
「私自身は、技術は既存のシステムを改革・改善すると熱く思う。だから、マルタはブロックチェーン・アイランド(島)として発足した。 我々はこの新興技術を規制している初の国であり、そして、ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨はお金の未来となってくれる」
ブロックチェーン島に集まる企業
マルタはブロックチェーン技術の発展を推進するために、仮想通貨・ブロックチェーンにおけるエコシステムの構築に注力し、2018年始以来様々な関連企業が同国へ移転・進出しました。
最も著しい例として、世界最大級の仮想通貨取引所Binanceが挙げられます。
以前コインポストでも報道したように、今年の3月、Binanceは本部をマルタへと移転しました。
当時、代表者のCZ氏は、「マルタが次なる革命的なブロックチェーン企業の集う地になり、ヨーロッパのブロックチェーンエコシステムの中心地になることを確信した」と語り、マルタ共和国の政策と姿勢に高い期待を持っている模様です。
なお、同国は、Binanceだけでなく、大手仮想通貨取引所OKExとBittrexも招致に成功し、仮想通貨を合法化する好意的な法案を7月に可決した模様です。
さらに、Binanceは直近、セキュリティトークン(有価証券該当仮想通貨)の開設に向けて、 マルタ証券取引所と基本合意書を締結しました。
当時、合意書に署名したBinanceのCFOを務めるZhou氏は、ブロックチェーンのエコシステムを繁栄させるような法整備を歓迎し、マルタ共和国政府およびマルタ証券取引所と「革命的なプロジェクト」を行えることに感謝の意を述べました。
マルタはブロックチェーンを更なる境地へ
Muscat首相は、ブロックチェーンが金融分野を自由化するだけでなく、医療や慈善事業のような主要産業における老朽化したインフラに取って代わると、
「これから患者たちは自分の医療記録を有したり、人道支援が本来の目的地に届くなどが実現することが出来る。 そして、今のようにデータが損なわれ、正当な財産を無くすことが再発しないように保証される」