はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

グレイスケール「GBTC」のビットコイン売り圧力、現行ペースなら約3ヶ月後には消滅=Arkham

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

流出続くGBTC

ブロックチェーン・インテリジェンス企業Arkhamは24日、グレイスケールのビットコイン(BTC)現物ETF「GBTC」から、現状のペースだと96日でビットコインが枯渇する可能性があると予測した。

一方で、ビットコイン(BTC)市場におけるGBTCの売り圧力が大幅減衰および完全に途絶えた場合、資金フローで現物買いの機関投資家需要が大幅に上回り、ビットコインの上昇につながる可能性が高いことが指摘される。

グレイスケールは手数料の低い新ETFの申請を行っており、同社CEOはGBTCの今後の手数料引き下げも示唆しているところだ。

Arkhamは、1月11日のGBTCの立ち上げ以来、グレイスケールは償還のためにウォレットから合計266,470 BTCを移動させたと述べている。これまでに、1週間あたり2万5,900 BTC程度の流出ペースだと指摘した。

21日までの累計では、GBTCからの流出は約138億ドルとなっている。最も資金を集めているブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への流入額が約133億ドルであったこととは対照的で、明暗を分けている。

GBTCは、現物ETF転換を果たしたことでこれまでのアンロックされていた分の償還需要が出ているほか、1.5%の管理手数料設定が0.2%~0.5%としている競合他社と比較して高いことも流出原因の一つとして指摘されている。

また、破綻したジェネシスやFTXによるGBTC売却も背景にある。ブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、ジェネシスによる売却が過ぎれば、大規模な流出はおさまるだろうと見解を述べた。

関連: ビットコイン現物ETF、4日連続で流出超 GBTCが大半占める

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

ビットコインETF特集

GBTCの手数料引き下げを示唆

グレイスケールのマイケル・ソネンシャインCEOは18日、米CNBCに対して次のように話した

通常、ある製品がライフサイクルの初期にあり、新しく導入されたとき、その手数料は高くなる傾向がある。

そうした市場が成熟し、ファンドが成長するにつれて、手数料は下がる傾向がある。GBTCにも同じことが当てはまると予想している。

今後、GBTCの手数料が引き下げられる可能性を示唆した格好だ。

グレイスケール・ビットコイン・ミニ・トラスト(BTC)申請

グレイスケールは11日、米証券取引委員会(SEC)に、GBTCのスピンオフとして新しいグレイスケール・ビットコイン・ミニ・トラスト(ティッカーシンボル:BTC)を申請している。

これは、GBTCよりも手数料が大幅に低くなるように設計されており、承認されればGBTCの現株主は「ミニ・トラスト」の株式の配分を受けることができる見込みだ。

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶトレード知識 CoinPostアプリで個人投資家に優位性を
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/23 木曜日
18:00
CoinPost求人案内|BD(ビジネスディベロップメント)事業部
Web3メディア国内No.1のCoinPostで、営業や新規事業開発の担当者を募集する。アジアを中心に世界各地での商談・イベント参加(年5-10回の海外出張)を通じ、新規事業の立案から実行まで担当いただき、英語力を活かしグローバルに活躍できる環境です。ストックオプション制度あり。チャレンジ精神のある方歓迎。
13:45
米民主党議員、トランプミームコインを批判 「国家安全保障を危険に晒す恐れ」
米民主党の幹部議員が、トランプ大統領夫妻によるミームコイン発行は利益相反と国家安全保障リスクを含む可能性があると批判した。業界からも、大統領とミームコインの密接な関係を懸念する声が上がっている。
12:55
LINEメッセンジャー基盤のDappポータルが世界同時リリース Kaiaブロックチェーン使用
LINE NEXTが、Dappsポータルを提供開始。ユーザーが報酬を獲得できる数々のWeb3ゲームが世界中のLINEユーザーに解放される。
12:38
期待感剥落のビットコイン冴えない値動き、トランプ新政権の見通し掴めず
米株式市場が堅調な中、ビットコインは10万ドル台で軟調な展開。CMEのFedWatch は今月のFOMCでの据え置きを予想する一方、ブラックロックは6億ドル相当のビットコインを追加購入。2月にはXRPとソラナの先物取引開始も予定され、機関投資家の動向が注目される。
11:05
米地裁、トルネードキャッシュへの制裁は違法と判決 価格は2倍高騰
米テキサス州地裁が仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」への制裁を違法と判断した。米財務省の権限超越行為としている。
09:22
XRPのイベント開催へ リップル社が内容を発表
リップル社は、XRP Community Day 2025の開催と内容を発表。仮想通貨XRPの世界的な影響力、拡大するユースケース、イノベーションにスポットを当てることなどを説明している。
08:24
ビットワイズ、ドージコイン現物ETF立ち上げの関連書類を提出
米仮想通貨投資企業ビットワイズはデラウェア州当局にドージコインに関する「Bitwise Dogecoin ETF」を登録するための書類を提出した。
07:25
アルトマン氏のAI銘柄ワールドコインが大幅高、トランプ政権支持の大規模な人工知能投資を受け
仮想通貨Worldcoinの価格が22日、前日比25%上昇して2.4ドルを記録。トランプ米大統領がOpenAIを中心とした5,000億ドル規模(77兆円)までのAIインフラ投資構想「Stargateプロジェクト」を発表したことを受けたものだ。
06:50
ブラックロックCEO「BTCは約70万ドルまで上昇する可能性」
ブラックロックのCEOは、仮想通貨ビットコインの価格は50万ドルから70万ドルぐらいまで上昇する可能性があると発言。ビットコインの強みについても語っている。
06:38
K33リサーチ、トランプミームコインの設計を批判も供給懸念は否定
K33リサーチのデファイアナリストはTRUMPコイントークノミクスはミームコインとしては時代遅れであり、市場は発行時に全量が流通する形態を好む傾向にあると指摘。「このトークノミクスは最悪と言わざるを得ない」と厳しい評価を下している。
06:10
米CME、XRPとソラナ先物取引を提供開始予定 現物ETF実現に向けた動き
仮想通貨ソラナETFに関するSECの審査タイムラインに関しては、VanEckの申請が先行しており、1月25日に最初の判断が下される予定だ。また、8月8日までに最終判断が行われる見込みである。
01/22 水曜日
18:15
SBI VCトレード、大口取引者向けにビットコインなど6銘柄の貸コイン優遇レート募集
SBI VCトレードが機関投資家向けに優遇年率の貸コインサービスを開始。BTCで年率5%、ETHで10%など、最大年率30%の高利回りを提供。1月23日より募集開始。資産1000万円以上が対象。
17:32
Solana News 24年12月 Recap|Soylana Japan寄稿
ソラナ(Solana)の12月を総括。AIエージェント開発が活発化し、Solana AI Hackathonには400以上のプロジェクトが参加。SanctumのCreator Coin、KaminoのDEX展開など新サービスも続々登場。EthereumのPudgy PenguinがSolanaでトークン発行するなど、エコシステムの拡大が進む。
13:30
「公正価値は3000万円超」、ビットコインは国家債務危機に対する有効なヘッジ手段=Bitwiseリサーチ
Bitwiseのリサーチ部門が、G20国債のデフォルトリスクからビットコインの公正価値を試算し、1BTCあたり約21万9,000ドル(約3,400万円)と発表した。
13:10
Osprey Funds、「TRUMP」など7銘柄のETF申請 新政権下のSECに期待か
トランプ政権発足を受け、Osprey Fundsらがミームコインを含む7つの仮想通貨ETFを申請した。新体制のSECの動向に期待が集まっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧