業界全体の発展を目指す
DXおよびWeb3の事業立ち上げ・開発・推進に関するコンサルティングサービスを手掛けるSBIデジタルハブ株式会社は3日、Web3プロジェクトのトークン設計や海外展開、リサーチ業で実績を有する株式会社DeFimansを完全子会社化したことを発表した。
SBIデジタルハブは、DeFimansの既存株主から全株式を取得し、同日付でグループ企業に組み入れた。SBIグループは、暗号資産交換業者であるSBI VCトレード株式会社や株式会社ビットポイントジャパン、NFT事業を手掛けるSBINFT株式会社など、多数のWeb3関連事業者を擁している。
DeFimansおよびSBIデジタルハブは、これらの事業者との連携を通じて、コンサルティングサービスの量と質を向上させるとともに、SBIグループ全体のWeb3関連事業開発を強化していく。また、SBIホールディングスの子会社であるHashHubとのシナジーを最大化し、最高品質のコンサルティングサービスを提供することを目指すとした。
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Web3の実装を通じた価値創出へ
DeFimansは、Web3領域での実業経験者および専門ファーム出身者が集結。金融機関、総合商社、SIer、ゲーム会社を中心としたスタートアップから上場企業まで様々な顧客の、Web3事業の立ち上げおよびグローバル展開の支援、エクイティやトークンを活用した資金調達・M&Aアドバイザリー、そして世界最大手Web3リサーチファーム「Messari」の日本窓口業務などを展開している。
SBIデジタルハブは、DXおよびWeb3のコンサルティングサービス(デジタルエージェンシー事業)のほか、各種APIを提供する事業者と利用者をつなぐマッチングプラットフォーム「API Hub」を提供している。
両社は2023年10月にWeb3領域のコンサルティングに関する業務提携契約を締結し、連携を進めてきた。今回の完全子会社化を通じて、それぞれの強みを活かし、より多くの顧客をサポートし、業界全体の発展に貢献するため、さらなる連携強化を図るとしている。
SBIホールディングスの代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏は、次のように述べている。
Web3は、世界を豊かにする大きな可能性を秘めており、社会実装を加速する重要な段階にあります。DeFimansは、創業から2年未満という新しい会社ですが、30代前半の若い経営陣によって、着実に実績を築き上げてきました。この”若き力”がSBIグループに新たな風をもたらし、Web3の実装を通じて、顧客や社会全体にさらなる価値を提供することを期待しています。
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