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予測市場KalshiがCFTCに勝訴、11月米国選挙で市場立ち上げへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

選挙市場をめぐりCFTCに勝訴

米国の予測市場Kalshiは6日、米国の選挙をめぐる市場についての裁判で、米商品先物取引委員会(CFTC)に勝利した。Kalshiはまもなく、米国選挙の予測市場を開始する見込みだ。

9月10日更新:コブ判事は「一時的な行政停止(業務停止)」を命じ、「この命令は、被告(CFTC)が申し立てている一時停止の本案に対する裁定を意味するものではなく、今後の審理が終了するまで3日間の一時的な行政的停止を認めるものである」と述べた。先週の判決のその直後、CFTCは同裁判官の決定を少なくとも2週間は保留するよう申し立てた。月曜日のコブ判事の決定では、審理終了まで停止が認められた。

背景としてCFTCは2023年9月、Kalshiの政治イベントに関する取引市場、具体的には「米国議会を、どの政党がどのくらいの期間支配するか」という賭けを不承認としていた。

選挙賭博は一部の州では違法であり、公共の利益に反する賭博および活動が含まれていると判断した格好だ。

CFTCは今年5月にも、「政治イベントに関する取引」を禁止する規則案を承認している。この際、CFTCのロスティン・ベーナム委員長は「こうした契約は、民主的な選挙プロセスに参加するという経験を商品化することで、その健全性を低下させる」と意見していた。

Kalshiは同年11月、CFTCによる選挙市場却下を不服としてCFTCに対して訴訟を起こした。政治的な出来事は企業や個人に「多大な経済的影響」や「経済リスク」をもたらすものであると指摘し、予測市場は様々な出来事に対するリスクヘッジ手段になると主張。CFTCの選挙市場不許可は、監督権限を超えたふるまいだと申し立てていた。

今回、米コロンビア特別区地方裁判所のジア・M・コブ判事は、Kalshiを支持し、CFTCによる該当市場の不承認を無効とした格好だ。

今後、CFTCが控訴する可能性もあるが、Kalshiは11月に実施される米国の選挙に関する予測市場を提供できるようになった。

なお、8月に米民主党のエリザベス・ウォーレン議員らがCFTCに書簡を提出し、政治イベントに賭ける取引を禁止するよう求めている。「選挙賭博は、政治的な信念を金銭的な計算に置き換え、各投票の動機を変えてしまう」などと訴えていた。

関連米民主党議員ら、CFTCに予測市場での選挙賭博の禁止求める

CFTC(商品先物取引委員会)とは

商品取引所に上場する商品(コモディティ)や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する機関。

▶️仮想通貨用語集

ポリマーケットではわずかにトランプ候補優勢

Kalshiでは暗号資産(仮想通貨)の取り扱いがないが、大手予測市場のポリマーケットでは、ステーブルコインUSDCなどを入金して賭けを行うことが可能だ。

なお、ポリマーケットはCFTCとの和解により米国居住者との取引を禁じられている。米国でのみ事業を行っているKalshiとは対照的だ。

デューン・アナリティクスのデータによると、ポリマーケットの取引高はこの8月に4億7,000万ドル(約670億円)を超え、過去最高を記録した。その大部分は選挙関係の取引だった。

出典:ポリマーケット

ポリマーケットは、共和党のドナルド・トランプ候補と民主党のカマラ・ハリス候補のどちらが大統領選に勝利するかという予測市場も提供している。

バイデン氏が撤退を決めてから、この市場では民主党が急速に追い上げ、トランプ氏とハリス氏が接戦を繰り広げているところだ。9月7日現在では、トランプ氏の勝利予測が51%、ハリス氏が48%となっている。

関連24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

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