はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ氏の仮想通貨プロジェクト「WLF」、2200億円の評価額で445億円調達へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

The Block入手情報

米国のドナルド・トランプ前大統領と息子たちが関与する暗号資産(仮想通貨)DeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)」が、来週からトークンの初期販売を開始する計画が明らかになった。

業界メディアThe Blockが入手したプロジェクトロードマップによると、同プロジェクトは3億ドル(445億円)の資金調達を目指し、完全希薄化後の評価額は15億ドル(2,200億円)となる見込みだ。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、WLFIと呼ばれるガバナンストークンを発行する。このトークンはプラットフォームの将来の開発に関する意思決定に使用されるが、最初の12ヶ月間は譲渡不可能とされている。初期販売では、トークン総供給量の20%が販売される予定だ。

プロジェクトの共同創設者には、スティーブ・ウィトコフ氏、ザック・ウィトコフ氏、ザック・フォークマン氏、チェイス・ヘロ氏らが名を連ねている。トランプ氏は「チーフ仮想通貨提唱者」として、3人の息子は「Web3アンバサダー」として関与している点が注目を集めている。

ロードマップ

ワールド・リバティ・ファイナンシャルの目標は、コンプライアンスを備えたワンストッププラットフォームを提供し、デジタル資産の普及を促進することだ。プロジェクトは複数のフェーズに分けて展開される予定で、第一段階ではイーサリアムのレイヤー2ネットワーク「Scroll」上で、DeFiレンディングプラットフォームAaveのバージョンを立ち上げる。

第二段階では、取引所との統合や、KYC認証を伴うオンランプ・オフランプの提供を目指している。さらに、ステーブルコインを中心としたクレジットカードの発行も計画されており、ユーザーが現実世界でトークンを利用できるようにすることを目指している。

最終段階では、実物資産(RWA)のトークン分割や規制ライセンスの取得を計画。これにはホテルやスポーツクラブなどの資産が含まれる可能性がある。同時に、ステーブルコインの決済プラットフォームの確立も目標の1つである。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルは米国の認定投資家や英国の資格ある投資家、およびその他の国々の投資家に提供される予定だ。しかし、このアプローチには批判もあり、「米国の時代遅れの政策と規制」に対する不満が表明されている。

プロジェクトはすでにユーザーの本人確認(KYC)手続きを公式サイト上で開始している。KYCプロセスを完了した適格な投資家のみがプロジェクトの詳細情報にアクセスできるようになっている。

さらに、共同創設者ザック・フォークマン氏は先月行われたX Spacesでトークン供給の63%が一般販売され、17%がユーザーへの報酬、20%がチームに配分されるというトークン設計も明かした。

関連トランプ氏の仮想通貨プロジェクト「WLF」、本人確認手続きを開始

ワールド・リバティ・ファイナンシャルの展開は、トランプ氏の仮想通貨業界への関与を示す最新の動きだ。トランプ氏は数年前から仮想通貨への関心を示しており、NFTコレクションなども手掛けてきた。この新たな試みが、デジタル資産市場や、11月の米大統領選にどのような影響を与えるか、業界内外から注目が集まっている。

関連大統領選予測などの「ポリマーケット」、8割以上のウォレットが利益を得られず=LayerHub

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧