はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、2025年も仮想通貨を重点的に監視へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨を引き続き監視

米証券取引委員会(SEC)は21日、2025年会計年度の優先検査事項を発表した。暗号資産(仮想通貨)も「様々な市場参加者に影響を与えるリスクエリア」の一つに挙げている。

SECは、「仮想通貨およびそれに関連する製品やサービスへの投資の急増を引き続き観測している」として、関連サービスを提供する登録事業者を引き続き監視し、必要に応じて検査を実施すると述べた。

登録事業者については、特に以下の項目を満たしているかどうか検査するとしている。

  • クライアントに助言する際に、それぞれの行動基準に従っているか。特に、リテール投資家や退職金に関連する投資に重点を置いた製品に着目する。
  • 必要に応じて、コンプライアンス慣行、リスク開示、事業継続計画などを定期的に見直し、更新し、強化しているか。

SECは、現職のゲンスラー委員長の下、コインベース、バイナンス、リップル社はじめ様々な仮想通貨企業を「未登録証券を提供している」として提訴してきた。

仮想通貨XRPをめぐるリップル社との裁判では17日、正式に上訴し、以前の地裁判決に誤りがなかったか審査を求めている。リップル社の側も交差上訴を行っており、裁判所は双方の意見を考慮することになる。

関連米SECが正式に上訴、仮想通貨XRPをめぐるリップル裁判に新展開

SEC(証券取引委員会)とは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

▶️仮想通貨用語集

ゲンスラー委員長解任の可能性

SECの仮想通貨業界への取り締まりに関しては、明確なガイドラインを示しておらず恣意的だと以前より業界やSEC内部、議員の一部から批判されてきた。

9月にゲンスラー委員長が米下院の公聴会に出席した際には、一部議員からSECに賛同する声も上がったものの、両党の議員やSEC委員から、SECが法的に曖昧な見解を取ってきたことなどに対して批判が向けられた。

関連米SECゲンスラー委員長、仮想通貨規制めぐり両党から批判を浴びる

仮想通貨に強硬な姿勢を示すゲンスラー委員長の任期は2026年6月までとなっているが、もし11月の選挙でドナルド・トランプ氏が大統領に再選した場合、早めに解任される可能性もある。

トランプ氏は以前、大統領に就任した場合にはすぐにゲンスラー氏を解任すると発言していた。

関連24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

関連きたる米大統領選「トランプ氏勝利なら仮想通貨市場に追い風」=グレースケール・レポート

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:00
ナカモトとナスダック上場企業、1000億円を調達しBTC保有開始へ
ナスダック上場企業カインドリーMDは、仮想通貨ビットコインのトレジャリー企業ナカモトホールディングスと最終的な合併契約で合意。1000億円を調達しビットコイン戦略を開始する。
10:45
トランプ一族関連「アメリカン・ビットコイン」、ナスダック上場へ前進
トランプ大統領の息子エリック氏が戦略責任者を務める「アメリカン・ビットコイン」がグリフォン・デジタルとの合併契約を締結した。ナスダック上場を目指している。
09:42
米デル、ビットコイン保有提案を拒否 8500億円超の資産は現金・債券で維持
デル・テクノロジーズが全米公共政策調査センターによる58億ドルの現金準備の一部をビットコインに転換する株主提案を正式拒否。マイクロソフトも同様の提案を却下した経緯あり。
08:25
トランプ大統領晩餐会コンテスト終了、TRUMPコイン上位220名が招待へ
トランプ大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の運営チームが上位220名の保有者を対象とした晩餐会コンテストの終了を発表。参加者には限定NFTも付与予定だ。
07:55
ナスダック上場企業、ビットコインなど保有の1億ドル規模準備金創設へ
ナスダック上場のアンバーは、1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金の創設計画を発表。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどを保有することや、創設の目的を説明した。
07:40
コインベース株価9%超上昇、S&P500指数入りを好感
米最大の仮想通貨取引所コインベースがS&P 500指数に採用決定。5月19日から指数入りし、発表後に株価が9%超上昇。純粋な仮想通貨企業としては初のS&P 500入りとなる。
07:15
アーサー・ヘイズ「仮想通貨も株も全て買いだ」
著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏が「全て買え」と強気発言。米中が90日間の大幅関税引き下げで合意し、ビットコインは10.4万ドル突破したが、その後反落。
06:20
トランプ大統領のSNS『Truth Social』、ミームコイン発行のうわさを否定
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。
05:55
フランス上場企業、ビットコイン戦略強化のため20億円調達
フランスのThe Blockchain Groupは、仮想通貨ビットコインの保有量増加を目的とした20億円の転換社債発行を発表。戦略的投資家Adam Back氏による投資が含まれ、同社のBTC戦略が加速へ。
05:40
マイケル・セイラーのストラテジー社、2000億円相当のビットコインを追加購入
マイケル・セイラーのストラテジー社は、2025年5月5日から11日にかけて13390BTCを約13.4億ドルで購入し、ビットコイン保有額が590億ドルに達した。
05/12 月曜日
14:57
インフレ・送金コスト上昇・資本規制強化でビットコイン需要拡大=BISレポート
国際決済銀行(BIS)の最新調査で仮想通貨の国際取引が2021年に380兆円に達し、従来の地理的障壁や資本規制の影響を受けにくいことが判明した。
12:46
メタプラネット、エルサルバドル政府のビットコイン保有量を上回る
メタプラネットが1,241ビットコイン(約184億円)を追加購入し、総保有量6,796BTCでエルサルバドル政府を上回った。暗号資産(仮想通貨)投資戦略を加速させている。
12:30
米中関税協議の進展に期待感、ビットコイン過去最高値に迫るも不確実性残る
米中貿易協議で「大きな進展」も不確実性残る中、ビットコインは過去最高値に迫る水準まで上昇した。イーサリアムは2,700ドル近くまで急伸、ブラント氏が「月足もみ合いパターンが急騰を示唆」と分析した。クジラ(大口投資家)の買い集めやRWAトークン化の拡大も追い風に。
12:07
米民主党議員ら20名、トランプ政権関係者に対する「仮想通貨腐敗(汚職)防止法案」を提出
米民主党の上院議員20名が、大統領や政府高官による仮想通貨発行・後援を禁止する仮想通貨腐敗(汚職)防止法案を提出した。トランプ氏のミームコインであるトランプコイン(TRUMP)発行を批判し、規制強化を目指す。
11:41
日本ブロックチェーン協会開催の「web3基礎研修」7月開講へ 現役プロがテーマごとに解説
日本ブロックチェーン協会(JBA)によるWeb3基礎研修2025の概要が発表された。NECの深田彰氏やNext Finance Techの徳力創一朗・土田真也両氏が登壇し、Web3の基礎からDeFi、NFT、DAOまで実践的に学べる全6回のプログラムについて紹介。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧