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テザー社、8万BTC以上のビットコインと48トンのゴールド保有

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

準備資産としてBTCと金も保有

ステーブルコインUSDTを発行するテザー社のパオロ・アルドイノCEOは27日、同社が準備金として8万2,000 (BTC)のビットコインと48トンの金(ゴールド)を保有していることを確認した。

Web3企業Uquidのトラン・フンCEOが同日、スイスのルガーノで開催されたビットコイン関連イベント「Plan₿フォーラム」におけるアルドイノ氏発言として紹介していた内容を認めた格好だ。

アルドイノ氏は、その他に準備資産の主要な部分として約1,000億ドル(約15兆円)の米国債も保有していると付け足している。

テザー社は、4~6月期の時点で7万5,354枚のビットコインを保有していた。現在までにさらに増加していた格好だ。ゴールドの保有については、準備金の多様化を評価する声もある。

アルドイノ氏が今回テザー準備金について発言したのは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による報道を否定する意味もあってのことだった。

WSJは、マンハッタン連邦検察局がUSDTについてテロ資金や麻薬取引などに使われていないか調査しており、財務省もテザーへの制裁を検討していると報じていた。

関連テザーCEO、米政府捜査の報道を否定

アルドイノ氏はこの件について、改めて否定し次のようにコメントしている。

テザー社は、悪徳国家、テロリスト、犯罪者がUSDTを悪用するのを防ぐために、法執行機関と定期的に直接連絡を取っている。

そうした状況なので、調査されていれば私たちにはそれが分かる。WSJが記事で主張していることは完全に誤りだと確言できる。

関連USDT発行企業テザー、ブラックロックを上回る収益

人工知能開発キットを発表

アルドイノ氏は「Plan₿フォーラム」で、テザー社による新しい人工知能開発キット(SDK)「Local AI」を発表した。

コードを一度書けば、低価格の携帯電話から高価なスマートフォン、ラップトップ、多数の高性能GPUを搭載した高性能コンピューター、スマート冷蔵庫、車載エンターテイメントシステムなど、様々なデバイスで実行できるとされる。

プライバシーを重視しており、ユーザーは個人データを第三者と共有することなく、デバイス上で操作を完了することが可能だ。アルドイノ氏は、サンプルアプリケーションとして、完全にローカルでプライバシーに重点を置いた翻訳アプリを実演した。

テザー社はステーブルコインの他にも事業を多角化しているところだ。ハイテクに投資する投資部門を運営している他、今後は商品(コモディティ)取引とTradFi(伝統型金融)における事業を模索していると伝えられる。

関連テザー社、コモディティ取引と伝統型金融に進出検討 新たな融資サービス構想も

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

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