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トランプ政権の仮想通貨政策に期待感、ビットコイン市場の今後の注目点|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(1/22 AM7時)

暗号資産(仮想通貨)市場は、米長期金利が4.57%へと低下したこと等を受けて上昇基調に推移した。この背景には、トランプ米大統領が就任直後に予想されていた関税引き上げを見送ったことでインフレ懸念が後退したことがある。また、米国証券取引委員会(SEC)が暗号資産規制に特化した新たなタスクフォースを設立したことが市場から好意的に受け止められ、上昇を後押しした。

1月21〜22日相場状況

特筆すべき動きとして、ドージコイン(DOGE)が急騰した。これは、トランプ大統領の就任を受けてイーロン・マスク氏が率いる「政府効率化局(D.O.G.E)」が、一時的にロゴをドージコインのモチーフに変更したことがきっかけである。これにより、ドージコインは一時10円以上の大幅な上昇を記録した。

関連ドージコイン一時高騰、イーロン率いる政府効率化局(D.O.G.E)が公式ロゴ公開

一方、ビットコイン(BTC)は米国の3連休明けから現物ETFと思われる買いが相場を支える形で上昇基調を続けた。さらに、マイクロストラテジー社がビットコインの追加購入を積極的に行うとの報道も投資家心理を改善し、価格上昇に寄与した。なお、デリバティブ市場ではファンディングレートがニュートラルな状態にあり、過熱感は見られない。

関連マイクロストラテジー、資金調達の株主承認でさらなるビットコイン追加購入へ

現状分析(1/22日AM7時)

トランプ政権は順調なスタートを切り、米株式市場の上昇とともにリスク資産全体に追い風となっている。特に、トランプ政権の暗号資産政策への期待感から、オプション市場ではプットコールレシオ(PCR)が低下傾向が続いており、強気のポジションをとる投資家が増加している。

関連トランプ就任演説「ビットコイン」への言及なしで失望売り、TRUMPやMELANIAは思惑先行の乱高下

今後の重要な日程

  • 1/24日 日銀政策決定会合
  • 1/24日 米購買担当者景気指数(PMI指数)
  • 1/30日 米FOMC

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寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

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