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マスク氏、米トランプ政権D.O.G.Eでブロックチェーン採用を検討=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

政府支出の追跡などで採用検討か

イーロン・マスク氏は、米トランプ政権の政府効率化局(D.O.G.E)で、ブロックチェーンを採用することを検討している。ブルームバーグが関係筋の情報として報じた。

マスク氏らは、まだ初期段階であるものの、複数のブロックチェーンプロバイダーと協議したと伝えられる。連邦支出の追跡、建物の管理、支払いやデータの処理などに使用し、政府の運営と支出に透明性をもたらすことを考えているとされる。

D.O.G.Eの関連会社が、技術を評価するために様々なパブリックブロックチェーンプロジェクトと会談した格好だ。具体的にどのブロックチェーンかは伝えられていない。

大手仮想通貨取引所バイナンスの共同創設者・前CEOであるチャンポン・ジャオ(CZ)氏はこの動きに賛同するように「すべての政府は、変更不可能な公共の台帳であるブロックチェーン上で、すべての支出を追跡できるようにすべきだ」と発言している。

マスク氏は昨年、D.O.G.Eが2兆ドル(約310兆円)の政府支出を削減すると述べていた。ただこれは最大の見積もりである模様だ。マスク氏は9日、X上で行われたライブショーで2兆ドルの削減は「最良の結果」だが、そこまで到達しない可能性も大きいと話した。

「2兆ドルを目指すなら、1兆ドルは達成できると思う」と続けている。また、政府支出を減らし、経済にさらなる成長をもたらす余裕を与え、商品やサービスの生産がマネーサプライの増加に追いつくことができれば、インフレは起こらないだろうとも見解を述べた。

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D.O.G.Eの計画に懸念も

米民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は23日、マスク氏宛てに書簡を提出。D.O.G.Eの運営や計画に対して懸念を示し、独自の予算削減案を提示している。

ウォーレン氏は、「マスク氏や、他のD.O.G.E主導者が、利益相反にあたる箇所を特定して軽減し、適切な倫理基準を遵守できるか明らかになっていない」ため、D.O.G.Eが腐敗の場になる可能性があると懸念を表明した。

また、社会保障など必須プログラムを削減することは非現実的であると強調しつつ、米国政府に無駄な支出があるという主張は正しいとして、独自の削減案を説明した。これには、防衛費の効率化や、ジェネリック医薬品の普及促進など様々な項目が含まれている。

なお、D.O.G.Eはトランプ大統領に提言を行うことはできるが、実際に予算削減を行う権限を持っているわけではない。予算カットのための政府機関における人員削減にも、議会の承認が必要となる。

D.O.G.Eに対しては、複数の訴訟も浮上しているところだ。

20日には、民主主義を推進する組織デモクラシーフォーワードらが代表として地方裁判所に訴状を提出。D.O.G.Eが秘密裏で運営されており、利益相反があると指摘し、法に準拠するまで運営を阻止する裁判所命令を求めている。

関連イーロン・マスク氏ら率いる政府効率化局(D.O.G.E)に複数訴訟

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