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LINE&カカオが支援する仮想通貨KAIAとは?特徴、買い方を徹底解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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アジアを代表するメッセージアプリを展開するLINEとカカオが共同で支援する次世代ブロックチェーン「KAIA」が注目を集めています。

高速なブロック生成と、2025年1月にLINEがローンチした「Dapp Portal」の基軸通貨としての採用により、Web3プラットフォームの中核を担う存在として期待が高まっています。

本記事では、KAIAの特徴や購入方法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。Web3時代の新たなインフラストラクチャーとして注目される本プロジェクトの投資機会を探る際の参考としてください。

目次
  1. KAIAとは?
  2. KAIAの特徴
  3. KAIAの将来性
  4. KAIAの買い方
  5. まとめ

KAIAとは?

KAIAは、韓国のKakao社が開発した「Klaytn」とLINE社が開発した「Finschia」が2024年に統合して誕生した、独自レイヤー1ブロックチェーンの仮想通貨です。

Kakao TalkとLINEを合わせた約2.5億人のユーザーを背景に、アジア地域におけるWeb3サービスの普及を目指しています。

EVM(イーサリアム仮想マシン)互換に加え将来的にはCosmWasmにも対応し、開発言語の多様性を実現、KAIAエコシステム内で開発者によるWeb3開発の参入が容易になります。さらに、独自のコンセンサスアルゴリズム(PBFT)との組み合わせにより、ソラナ(SOL)に匹敵する高速処理(4,000TPS)や低い取引手数料(ガス代)を実現。

現在、KAIAを基盤にしたWeb3プラットフォームの「Dapp Portal」ではLINEアプリ内でDapps(分散型アプリ)を利用できる仕組みを展開中です。ユーザーがLINEから簡単にWeb3アプリ体験をすることができます。

KAIAの特徴

KAIAの特徴について3つの点から解説します。

アジア最大級のユーザーベース

KAIAブロックチェーンは韓国で約5,000万人のユーザーを抱えるSNS「カカオトーク」とアジア圏で約2億人のユーザーを抱えるSNS「LINE」の提供会社が支援しているレイヤー1チェーンです。

SNSプラットフォームへのアクセスも強化されています。LINEは1月にKAIAを基盤としたWeb3アプリプラットフォームの「Dapp Portal」とユーザーが簡単なアクセスを可能とする「Mini Dapp」を正式にリリースしています。

今後も、約2.5億人のWeb2ユーザーを抱える巨大なユーザーベースのSNSプラットフォームとの連携でKAIAエコシステムが拡大することが期待されています。

エンタープライズサービス指向のレイヤー1チェーン

Web3サービスでのUXファーストな設計

KAIAは法人顧客向けのレイヤー1ブロックチェーンです。

ユーザーが遅延を感じないでWeb3サービスを体験できるようにブロックタイムが1秒でファイナリティ形成(トランザクションが確定された状態)されます。KAIAのブロックチェーンはUX(ユーザー体験)ファーストで設計されています。

出典: kaia Docs

KAIAブロックチェーンでは、コンセンサスノード(CN)、プロキシノード(PN)、エンドポイントノード(EN)の3種類のノードで構成されています。CNはバリデータに管理され、ブロックの作成を行います。50以上のノードがネットワークに参加することで安定性が担保されています。

迅速なファイナリティを実現するためにPBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)コンセンサスアルゴリズムが採用されています。

PBFTではブロック毎に検証とコンセンサスが実行されるためフォーク(ブロックチェーンの分岐)が発生しません。これにより、ファイナリティまでの時間が大幅に短縮されています。

セキュリティ性も非常に高く、検証ノード(バリデータ)がランダムで選定され攻撃対象が予測不能となるため、DDoS(分散型サービス妨害)攻撃への耐性を持っています。

CosmWasmの計画的サポートで多言語対応へ

現在はSolidityを開発言語とするKAIA仮想マシン(KVM)でスマートコントラクト開発されていますが将来的に、CosmWasmの導入によりRust言語での開発が可能となります。

さらに大量のプロジェクトや開発者の流入が見込まれ、KAIAエコシステム内での新プロジェクトの誕生が加速することが期待されています。

長期安定したガバナンス体制の設計

KAIAはステーキングベースのガバナンスモデルを導入、投票メカニズムでジニ係数(資産分布の均衡度)を排除することを目標としています。

投票メカニズムでは委任制を導入し、保有量による格差を抑圧して分散化を促進しています。

Kaia Governance Council(KAIA GC)

ガバナンスの将来的なプロジェクトにおける重要事項決定を最終的に判断するのがKaia Governance Councilです。初期メンバーは、最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスなどの有力企業を含む31機関によって運営されました。

GCのメンバーはコミュニティによって提出された提案に対する投票権を持っています。初期段階では、プラットフォーム開発とプロジェクト安定化、円滑な運営のためガバナンスにおける比重が高いですが、将来的には他の団体の役割が役割を担い分散化が進められる予定です。

ステーキングベースのガバナンス体制

ステーカーはステーキングプロセスが効率化されているプラットフォームKaia Squareで簡単にKAIAトークンの委任をすることができます。KAIAトークンをステーキングすることで、ネットワークのセキュリティに貢献し投票権を獲得できます。

ステーキングをベースにしたガバナンスで高度な分散化により安定的な運営と、長期的なプロジェクト発展を目指しています。

KAIAの将来性

今後のKAIAの展望として、アジア圏の巨大なユーザー基盤を活かしたWeb3サービスの普及加速が期待されています。LINEとカカオの既存インフラを基盤に、企業向けソリューションからユーザー向けサービスまで、幅広いWeb3活用の可能性を切り拓くことが見込まれます。

LINE Mini Dappsの拡充

出典: Kaia Foundation

2025年1月に正式にローンチされたPortal Dappによって、既存ユーザーでも使いやすいWeb3サービスが提供されます。

KAIAを基盤に構築されており、Dapp Portal上で豊富なDapps(LINE Mini Dapp)がリリースされています。LINEで始めて、簡単にウォレットを作成してDappsと連携ができる点が特徴的です。

LINE Portalでは現在32種類のDappsがリリースされていますが、2025年末までに1,000以上まで増加させる計画が進行中です。

LINEユーザーからの流入も期待され、今後のKAIAエコシステムの拡大が期待されています。Dapp Portalの始め方や使い方、ゲームのコツまで以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:LINEのDapp Portalとは?Web3アプリで遊んで稼げる新サービスを解説

グローバル展開への可能性

セキュリティ向上と国際的なコンプライアンス準拠のサポート提供

2025年1月にデジタル資産運用管理サービスを提供する「Fireblock」を統合したことを発表しました。

KAIAエコシステムで秘密鍵を分散管理できるMPCウォレット、ブロックチェーン決済システムなど高度なソリューションがユーザーのプロジェクトで効率的に導入できるようになりました。

秘密鍵を分散させて管理できるため、国際的なコンプライアンスの準拠を考慮するDapps開発ができます。これにより、グローバルにWeb3プロジェクトが増加し、エコシステムの拡大が期待されます。

KAIAの買い方

おすすめ取引所の詳細(LINE BITMAX)

日本国内でKAIAを取り扱う代表的な取引所はLINE BITMAXです。

  • LINEアプリ内で利用できる
  • PayPayで入金できる
  • 販売所から1円で暗号資産取引を開始できる

LINEメッセンジャーアプリのトーク画面から始めることができます。取引所の初回利用時に画面ガイドで利用方法を教えてくれるため、暗号資産取引の初心者も扱いやすいように設計されています。

LINE BITMAXの販売所から1円の少額取引が可能です。初心者の方でもリスクを抑えて取引を体験することができ、暗号資産取引の学習にもお勧めできる取引所です。

最大レバレッジ2倍の信用売り取引サービスが対応されている(信用買い取引は非対応)ため、下落相場でも利益を出すことが出来ます。

取扱銘柄(7種類)
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、カイア(KAIA)

LINEヤフーグループの暗号資産取引サービスLINE BITMAXなら、KAIA(カイア)の販売所/取引所を提供。1円から暗号資産取引を始められます。

関連記事: LINE BITMAXとは|国内屈指のSNS「LINE」が提供する仮想通貨取引サービス

LINE BITMAX口座開設方法

口座開設前に準備するもの
LINEウォレット、マイナンバーカード、マイナンバーカードの署名用電子証明書パスワード

ここでは、LINE BITMAXの口座開設手順を簡単に紹介します。

  1. LINEメッセンジャーから下のタブにある「ウォレット」から「LINE BITMAX」をタップ
  2. 「口座開設に進む」をタップ
  3. 利用規約を確認後、「同意する」をタップ
  4. 個人情報を入力し登録を完了する
  5. マイナンバーを利用した「かんたん本人確認」を行う

本人確認終了後、LINE BITMAXで取引を開始することが出来ます。本人確認は最短即日〜5日ほど(混雑状況によってはさらに時間がかかる場合がある)で完了します。

入金方法

口座開設が完了したので、KAIAを購入するために円を入金します。LINE BITMAXでは以下の手段で入金することが可能です。

  • 銀行振込

    出典: LINE BITMAX公式ブログ

  • PayPay入金

    出典: LINE BITMAX公式ブログ

販売所の「いますぐ注文」サービスを利用する場合のみPayPayで入金することが出来ます。

LINE BITMAX販売所でKAIAを購入する方法

販売所での購入方法を紹介します。以下の手順でKAIAを簡単に購入することが出来ます。

出典: LINE BITMAX

  1. LINE BITMAX取引所画面の銘柄一覧から「カイア」を選択
  2. カイアの売買画面から「買う」をタップ
  3. 購入額を入力し、「買う」をタップ

表示価格にはスプレッド(売買価格差)が含まれています。暗号資産の価格は常に変動しているため、売買時に価格差が生じることがあります。事前に価格差を調べることをお勧めします。

LINE BITMAX取引所でKAIAを購入する方法

販売所での売買に慣れている方は、取引所での注文をお勧めします。LINE BITMAXでは指値注文と成行注文の2種類の注文方法があります。ここからは取引所でのKAIAの購入方法を紹介します。

まず初めにホーム画面の「取引所」をタップします。

出典: LINE BITMAX 公式ブログ

指値注文

指値注文とは希望価格を指定して注文する方法です。一度注文に出せば希望価格で自動的に売買が実行されるメリットがあります。一方で、相場の急な変動による機会損失のリスクがあります。

  1. 取引画面から注文方法を「指値注文(注文価格)」を選択し、KAIAの注文価格と注文数量を入力します。最後に「買う」をタップします。

    出典: LINE BITMAX 公式ブログ

  2. 注文内容を確認後「OK」をタップします。

    出典: LINE BITMAX 公式ブログ

  3. 最後に「注文/取引履歴」から取引履歴を確認します。

    出典: LINE BITMAX 公式ブログ

成行注文

その時点における最良の価格で取引される注文方法です。瞬時に取引が実行されるメリットがあります。一方で、想定外の価格で取引が実行されるリスクがあります。

  1. 取引画面から注文方法を「成行注文」を選択し、KAIAの注文数量を入力します。最後に「買う」をタップします。

    出典: LINE BITMAX 公式ブログ

  2. 注文内容を確認後「OK」をタップします。

    出典: LINE BITMAX 公式ブログ

  3. 最後に「注文/取引履歴」から取引履歴を確認します。

    出典: LINE BITMAX 公式ブログ

まとめ

LINEとカカオが支援するKAIAは、法人顧客向けに設計されたレイヤー1ブロックチェーンです。

高い安定性と拡張性を備え、LINEメッセンジャーとの連携やDapp Portalを通じた開発者エコシステムの拡充により、Web3サービスの実用化を推進しています。

LINEヤフーグループの暗号資産取引サービスLINE BITMAXなら、KAIA(カイア)の販売所/取引所を提供。1円から暗号資産取引を始められます。

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