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ニューヨーク証券取引所の親会社ICEがCircleと提携、ステーブルコインUSDC活用で次世代金融商品開発へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Circleの提携が加速

グローバル技術・データプロバイダーのIntercontinental Exchange Inc.(ICE)と、ステーブルコインUSDCの発行会社Circle Internet Group, Inc.が3月27日、戦略的パートナーシップを発表した。両社は、ステーブルコインUSDCおよび利回りがつくUS Yield Coin(USYC)を活用した新製品開発で協業する。

ICEは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つ世界有数の金融インフラ企業で、世界中の金融市場に技術とデータソリューションを提供している。今回の提携は、デジタル通貨の市場への統合を加速させる重要な取り組みとして注目されている。

Circle共同創業者兼CEOのJeremy Allaire氏は、「ICEのグローバルネットワークは、USDCの新たな活用機会を切り開く独自の経路を提供してくれる」と提携の意義を強調した。また、ニューヨーク証券取引所のLynn Martin社長は、「デジタル通貨が米ドルの代替として市場参加者から信頼されるにつれ、ステーブルコインの資本市場での役割が拡大していくと考えている」とコメントした。

関連:米フィデリティ、独自ステーブルコイン発行を計画=報道

USDCは、完全に準備金に裏付けされたステーブルコインで、米ドルと同等の価値を維持するよう設計されている。2025年3月26日時点で、600億ドル分以上が流通しており、高い流動性を持つ現金および現金同等資産によって裏付けられている。

提携の覚書に基づき、CircleとICEは、デリバティブ取引所、清算機関、データサービス、その他の市場における、ステーブルコインの新たな応用可能性を共同で模索。イノベーションの推進と新市場の開拓を目指す戦略的な取り組みとして位置づけられている。

さらに、SBIホールディングスとCircleは3月25日、日本市場におけるUSDCステーブルコインの普及拡大に向けた戦略的パートナーシップを発表した。今後Binance JapanやbitFlyerなどの国内主要仮想通貨取引所でのUSDC上場も予定されており、日本市場におけるドル建てステーブルコインの流動性と利便性向上が期待されているところだ。

関連:SBI VCトレード、ステーブルコインUSDCの一般取引開始へ 26日から

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