目次

  1. 暗号資産株主優待の特徴
  2. 暗号資産を提供する企業一覧
  3. 各企業の詳細条件と受け取り方法
  4. メリット・デメリット
  5. 受け取りまでの具体的な手順
  6. 注意点とリスク管理
  7. 今後の展望
  8. よくある質問(FAQ)

暗号資産株主優待の特徴

2025年時点で導入企業は限られているものの、制度の革新性と資産形成への期待から、今後はテクノロジー系企業を中心に拡大が予想されます。ここでは、株主優待の基本から、暗号資産特有の注意点、今後の展望までを整理して解説します。

暗号資産を株主優待で提供する企業一覧【2025年最新】

現在確認されている企業は以下の3社です:

セレス(株価コード:3696)

提供暗号資産
ETH・ZPG(合計付与)
優待価値
100〜299株:各2,500円(合計5,000円)
300株以上:各10,000円(合計20,000円)
基準日
2025年12月末(株主名簿)
口座要件
CoinTrade(株主本人名義・18〜79歳)

イクヨ(株価コード:7273)

提供暗号資産
BTC
優待価値
総額1,600万円相当(抽選)
10万円相当×30名
3万円相当×100名
1万円相当×1,000名
抽選基準日
2025年9月30日現在(500株以上保有株主)
申込・付与方法
詳細は後日公式HPにて案内

1. SBIグローバルアセットマネジメント(株価コード:4765)

提供暗号資産
XRP
優待価値
2,500円~12,000円相当
基準日
2025年3月末
申込期限
2025年10月31日
口座要件
SBI VCトレード
今後の方針
2026年3月末以降は制度見直し予定(詳細未定)
株主優待対応・国内取引所
おすすめ1
SBI VCトレード
SBI VCトレード
手数料
★★★★★
信頼性
★★★★★
SBI株主優待のXRP受取に必須
入出金・出庫手数料が無料
おすすめ2
コイントレード
コイントレード
優待対応
★★★★☆
使いやすさ
★★★★☆
セレス株主優待の受取に対応
初心者にも使いやすい

各企業の詳細条件と受け取り要点

セレスの暗号資産株主優待

項目要点
提供暗号資産 ETH + ZPG(合計付与)
対象株主 【基準日】2025年12月末
100〜299株:合計5,000円相当/300株以上:合計20,000円相当
申込・配布 案内送付:2026年3月下旬(総会後)/配布:2026年5月中旬〜10月中旬
口座要件 株主本人名義のCoinTrade口座(18〜79歳
最終期限 2026年9月30日までに口座開設+申込完了
  • やることは2つだけ:① CoinTrade口座を開設 ② 専用サイトで申込
  • 配布は2026年5〜10月に順次。
  • やることは2つだけ:① CoinTrade口座を開設 ② 専用サイトで申込
  • 毎月末締切で翌月15日配布。最終は9/30 23:59まで。

イクヨの暗号資産株主優待

項目要点
提供暗号資産 BTC(ビットコイン)
対象株主 2025年9月30日現在の株主名簿に記載の500株以上保有株主
優待内容 抽選で総額1,600万円相当のBTC
10万円相当 × 30名 / 3万円相当 × 100名 / 1万円相当 × 1,000名
申込・配布 詳細は後日、公式HPで案内(付与方法・当選発表方法は未公表)
口座要件 未定(特定取引所口座などの指定は現時点で発表なし)
最終期限 未定(抽選方式。申込スケジュールの発表待ち)
  • やることは2つだけ:① 基準日(9/30)までに500株以上を保有 ② 公開され次第、公式案内に従って申込
  • 抽選のため必ず受け取れるわけではありません。BTCは価格変動リスクがあります。

SBIグローバルアセットマネジメントの暗号資産株主優待

項目 要点
提供暗号資産 XRP
対象株主 2025年3月末基準で
・100~499株:2,500円相当
・500株以上:10,000円相当(保有1年未満)/12,000円相当(保有1年以上)
申込期限 2025年10月31日(金)17:00
口座要件 SBI VCトレード本人名義口座(未成年不可)
その他特典 株式新聞Web版 1年間無料購読(全株主対象)
今後の方針 2026年3月末以降もXRP中心で継続予定。ただしETFや投資信託を含む制度改定の可能性あり(詳細未定)
  • 確定情報:2025年3月末基準の優待内容は上記のとおり。
  • 不確定情報:2026年3月末以降は制度見直しを検討中。XRPに加え暗号資産ETF・投信導入の可能性もある。

まとめ:暗号資産株主優待の投資価値

本記事では、株主優待として暗号資産を提供する企業の最新情報をご紹介しました。現在確認できるのはSBIホールディングスとセレスの2社ですが、gumiやAIフュージョンキャピタルグループなど新たな企業の参入も続いており、この分野は確実に成長しています。

従来の商品券や食品とは異なり、暗号資産優待は価値上昇の可能性や流動性の高さといった魅力がある一方で、価格変動リスクや税務処理の複雑さといった注意点もあります。特に、雑所得として課税される点は事前に理解しておくことが大切です。

投資を検討される際は、優待内容だけでなく企業の業績や将来性、必要な取引所口座の開設手続きなども総合的に判断しましょう。100株という比較的少ない株数から参加できる銘柄が多いのも魅力の一つです。

暗号資産株主優待は、デジタル資産への入門機会としても、新しい投資体験としても注目に値する制度です。リスクを十分に理解した上で、ご自身の投資スタイルに合った銘柄を選んでみてください。