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複数の仮想通貨企業幹部も出席、トランプ大統領がホワイトハウス舞踏室建設の資金調達ディナー開催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ホワイトハウス舞踏室建設の資金調達晩餐会

トランプ米大統領は15日、ホワイトハウスで建設中の新しい舞踏室への資金提供を約束した企業を招いた晩餐会を開催したとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。出席者には仮想通貨取引所ジェミニの共同創業者であるキャメロン・ウィンクルボス氏とタイラー・ウィンクルボス氏、コインベースとリップルの幹部も含まれていた。

舞踏室プロジェクトは7月にトランプ氏が提案したもので、2億5,000万ドルの費用が見込まれる。

今回の晩餐会には、ロッキード・マーチン、マイクロソフト、メタ、グーグル、アマゾン、パランティアなどの代表者が出席した。招待客リストには石油億万長者のハロルド・ハム氏、ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者、ウィンクルボス兄弟などの富裕層個人や家族も含まれた。トランプ氏はイベント冒頭で、歴代の最高経営責任者がホワイトハウスを特別なものにするために貢献してきたが、この規模のプロジェクトは前例がないと述べた。

新しい舞踏室は少なくとも約8361平方メートルの空間を追加し、650席以上の収容能力を持つと政権関係者が説明。トランプ氏は舞踏室が国賓晩餐会などのイベントを開催する現代的なホワイトハウスに必要だと長年主張してきた。

ディナー前に集まった資金はナショナル・モール信託基金に寄付される。この小規模な非営利団体は2002年に国立公園局とのパートナーシップのために設立されたものだ。グーグル傘下のユーチューブは先月、トランプ氏が同社に対して2021年に提起した民事訴訟の和解の一環として、舞踏室のために同非営利団体に2200万ドルを寄付した経緯がある。今回の資金により同団体の予算は2024年の950万ドルから2倍以上に増加した。

ウィンクルボス兄弟は2024年の大統領選でトランプ氏に200万ドル相当のビットコインを寄付し、7月のステーブルコイン法案署名式に出席するなどワシントンとホワイトハウスで存在感を示してきた。また、リップルのブラッド・ガーリングハウス最高経営責任者とスチュアート・アルデロティ最高法務責任者もトランプ政権と緊密な関係を築き、昨年11月に次期大統領との会談、今年1月の就任式イベントにも出席した。一方、コインベース、リップル、ジェミニの寄付額については明らかではないとのことだ。

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