はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

英Mercury FX、仮想通貨XRP(リップル)を利用する「xRapid」で数百万ドルの送金実験を予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップルネット参入企業がxRapidを利用した巨額送金を予定
英Mercury FXは、百万ドル以上の資金をRipple社の送金ソリューションであるxRapidを使用して他国に送金する予定であることをHPにて明かした。xRapidの採用で仮想通貨XRPの実需が注目される中で、具体的な金額を明示した発表が行われた。
xRapidの利用企業は13社にも
Ripple社は昨年10月に商用向けのxRapidをリリースした。現在、Mercury FXを含めた13社がこの技術の利用を計画していると述べている。13社の中には金融機関の他、Bitstamp、Bittrexなどの大手取引所も名を連ねている。

リップルネット参入企業がxRapidを利用した巨額送金を予定

外貨為替送金サービスを提供するMercury FXは、百万ドル以上の資金をRipple社の送金ソリューションであるxRapid(XRPを利用する送金ソリューション)を使用して他国に送金する予定であることを同社HPにて明かした。

XRPの実需面で、xRapidの導入が進む動きは見られていたが、具体的な金額を明示した動きとして大きな注目が集まっている。

なお、同社は日本時間の18日にも、XRPを利用してイギリスからメキシコへ3521.67GBP(約50万円)の送金を行なったことを報告していた。

この送金は、従来の送金で要する時間、手数料をxRapidの技術によって大幅に削減したことを実証した一例となり、Ripple社からも大きな賞賛を受けた。

xRapidとは

国際における送金決済の流動性を向上させながら、仲介手数料などの費用を最大限に削減したい送金業者等を対象に、法定通貨をXRPに換金してから送金し、送金先のユーザーが利用する法定通貨に両替する金融サービス商品で、SBIVCなどを含む仮想通貨取引所を運営する企業や、初の銀行からの利用発表も相次いでいる。

xRapidの利用企業は13社にも

同社はxRpapidを利用するメリットについて、自社HPで以下のような見解を示している。

仮想通貨やブロックチェーン技術を脅威と位置づけず、我々はこの技術を支持し、応用に活かすべく最善の策を取るつもりだ。

ブロックチェーン技術の地盤がより強固なものとなることで、今までの国際送金の標準であったSWIFTネットワークがよりよい技術に取って代わられることを信じている。試験運用が終了次第、我々は百万ドルを超える額の送金を行うつもりだ

さらに同社は現在計画中であるメキシコ・フィリピン間の送金実験についても言及。

Mercuryでは現在、Rippleのネットワークを使ってメキシコとフィリピン間で送金実験を行うことを考えている。

我々の実験では、未開の市場をグローバル経済の最前線に結びつけることができるポテンシャルを示すつもりである。

続いて、同社はxRapidを世界に普及させることの社会的意義についても述べている。

多くの人々に国際市場へのアクセスを提供することで新たな市場価値を創出したい。そして、より多くの人々が世界の金融市場で取引を開始することで、彼らは自国の商品やサービスをより収益化に結びつけることができるようになるだろう。

低コストな送金を提供し、さらに新興市場に経済的な利益をもたらす機会を創出するため、xRapidの普及は貧困を緩和させる可能性を秘めているとも言えるだろう。

Ripple社は昨年10月に商用向けのxRapidをリリースした。Ripple社の公式発表によると、現在Mercury FXを含めた13社がこの技術を利用しているとのことだ。

13社の中には金融機関の他、Bitstamp、Bittrexなどの大手取引所も名を連ねている。また、上記の13社以外にも、SBI Virtual Currenciesをはじめとする様々な金融機関、取引所がxRapidの導入を予定している。

CoinPostの関連記事

英Mercury FXが仮想通貨XRP(リップル)を利用したxRapidのメリットを証明|手数料削減と送金時間の短縮に成功
リップル社のxRapidを利用するイギリスの外貨送金サービスMercury FXは18日、XRPを使用しイギリスからメキシコへ約50万円に相当するGBPをわずか数秒で送金したと報告した。迅速かつ手数料の低いxRapidの実利用が注目される。
リップルの提携企業7社:最大70%のコスト削減「xRapid」の利用体制整う
リップル社の関係者が「1ヶ月後のxRapid商業使用に向けギアを上げている」と発言、XRP価格高騰に影響を及ぼした。米大手取引所BittrexやSBIホールディングスなど、提携先企業7社では、xRapidの利用体制を整えている。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/02 水曜日
14:30
ソニー・シンガポール、オンラインストアでステーブルコインUSDC決済に対応
ソニー・シンガポールが仮想通貨取引所と提携し、オンラインストアでステーブルコインUSDCによる決済サービスを開始。シンガポール初の仮想通貨決済対応家電ブランドとなり、ソニーグループの分散型技術戦略と連動した取り組みとなった。
13:25
エリック・トランプ氏「仮想通貨事業参入のきっかけは不当な銀行口座閉鎖」
トランプ大統領の次男エリック氏は、大手銀行による突然の口座閉鎖が仮想通貨事業参入のきっかけとなったと明かした。同氏は、ブロックチェーン技術により今後10年で金融や銀行の在り方は大きく変わると予想している。
12:56
メタプラネット、ビットコイン追加購入で累計4,206BTCに
メタプラネットが4月2日に仮想通貨ビットコインを160BTC、約20億円分追加購入し、累計4,206BTCに保有量を伸ばした。2025年末1万BTC・2026年末2万1,000BTCを目指し、独自財務戦略を進める。
12:05
ビットバンク、村上信五さん起用の新CM放映開始へ
国内暗号資産取引所の大手ビットバンク株式会社は4月2日、バラエティ番組の司会などで活躍する村上信五さんを起用した新CM「Everybody bitbank」シリーズの放映を4月3日から開始すると発表した
11:44
米グレースケール、バスケット型仮想通貨ETF申請 XRP・ソラナ・ADA含む5銘柄で
米グレースケールがビットコイン他複数の仮想通貨に投資する「デジタル・ラージキャップ・ファンド」のETF転換をSECに申請した。承認されれば一般投資家にも開放される見込みだ。
11:00
「決済用ステーブルコインは利子提供不可」米ヒル議員が強調 コインベースらの嘆願却下
米下院金融委員長が決済用ステーブルコインの利子提供は認められない計画だと強調。コインベースなど仮想通貨業界からの要望を却下した。法案にも禁止条項が盛り込まれている。
10:30
国内上場のenish、1億円相当のビットコイン購入へ Web3事業強化で
株式会社エニッシュが1億円相当のビットコインを4月1日から4日にかけて取得すると発表。ブロックチェーンゲーム開発を手がけながら、Web3領域での事業展開強化と財務戦略の一環としてビットコインを活用へ。
10:15
バックパック、FTX EUの顧客へのユーロ返還手続きを開始
仮想通貨取引所バックパックは、FTX EUの顧客にユーロを返還するための手続きを開始。FTX自体は現金での返還をすでに開始しており、仮想通貨の買い圧につながるのではないかとの見方も上がっている。
08:20
バリュークリエーション、2度目の1億円分のビットコイン購入を実施
東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社が3月31日、1億円で7.8BTCの追加購入を発表。3月17日の初回購入から2週間で2回目の投資を実施した。
08:15
ビットコイン一時50万円上昇、米経済指標とトランプ関税政策が影響|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時50万円の上昇となった。現在、市場の最大の注目材料はトランプ大統領による関税政策であり、ビットコインはリスク資産である米国株価指数との相関性が非常に高くなっている。
07:50
『ビットボンド』提案、トランプ政権のビットコイン準備金戦略、年間10兆円の財政削減効果も
ビットコイン政策研究所が「ビットボンド」提案を発表。米国債の金利負担軽減と仮想通貨ビットコイン保有増加を同時実現する戦略で、2兆ドル規模で導入した場合、年間700億ドルの節約効果と推算。
07:20
ビットコイン購入準備のゲームストップ、2200億円調達済み
米ゲーム小売大手ゲームストップが15億ドルの無利子転換社債発行を完了し、ビットコイン購入計画を進行。マイクロストラテジーの戦略に類似する企業の仮想通貨投資の新たな展開に。
06:55
三井住友FG、アバランチらとステーブルコインを共同開発
三井住友FGは、ステーブルコインの開発を行うことがわかった。仮想通貨アバランチを開発するAva Labsら3社と協業し、26年度を目処にした発行を検討している。
06:35
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、二社統合モデルでIPO計画
トランプ家支援のAmerican Data CentersとビットコインマイナーHut 8が設立した合弁会社American Bitcoinが上場計画を発表。エネルギー・インフラとマイニング事業を二社統合モデルで展開していく。
06:12
ブラックロック、英で仮想通貨事業者認可を取得、ビットコインETF提供へ
世界最大の資産運用会社ブラックロックが英国金融行動監視機構から仮想通貨事業者として認可を取得。資産12兆ドルの投資巨人が欧州向けのビットコインETFを英国拠点から運営へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧