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米上場のナカモト、第1四半期純損失約375億円 BTC5000枚超保有も価格急落の影響を受ける

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTC評価損が主因
  • 競合ビザとのWeb3決済競争が加速

BTC Inc.およびUTXO Management買収完了

ナカモト・インク(Nakamoto Inc.、NASDAQ: NAKA)は13日、同年第1四半期(1〜3月期)の決算結果を発表した。総営業収益は270万ドル(約4億2,000万円)を計上した一方、ビットコイン(BTC)価格の下落に伴う非現金損失などにより、最終的な純損失は2億3,880万ドル(約375億円)に達した。

同社は2026年2月20日、仮想通貨メディア最大手のBTCインク(BTC Inc.)と資産運用会社のUTXOマネジメント(UTXO Management GP, LLC)の買収を完了した。これにより、メディア・情報サービス、資産管理・金融サービス、コンサルティングの3事業を中核とするオペレーティングカンパニーとしての体制が整った。

関連記事:米上場のナカモト、取得コストを4割下回る価格で32億円相当ビットコインを売却

ナスダック上場のナカモトが2025年通期決算を発表。平均取得コスト11万8171ドルに対し、7万422ドルでビットコインを売却して2000万ドルの運転資金を確保した事実が明らかになった。価格下落局面でのビットコイン財務戦略の限界を示す事例となった。

営業収益の内訳は、事業部門から160万ドル(約2億5,000万円)、仮想通貨財務・デリバティブ戦略から110万ドル(約1億7,000万円)となっている。

大幅な純損失の主因は、BTC価格の急落による評価損である。BTCは2025年12月末の87,519ドルから、2026年3月末には68,220ドルへと下落し、1億250万ドルの評価損が発生した。

また、買収前コールオプションの累積利益の非現金的な減少として1億770万ドル、買収・統合関連費用として約800万ドルも損失に含まれる。なお3月末時点で保有するBTCは5,000枚超で、時価総額約3億4,500万ドル。

ナカモトは、ストラテジーなどが先行したビットコイン財務戦略を独自進化させ、メディア・資産運用・コンサルという収益事業と組み合わせた複合型ビジネスモデルを採用している。

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