国債×ブロックチェーン、オンチェーン化が変える日本の金融インフラ
2026年7月14日、WebX 2026で「国債×ブロックチェーン オンチェーン化が変える日本の金融インフラ」と題したパネルが開かれた。
JPX総研、三菱UFJ信託銀行、SMBC日興証券、そしてブロックチェーン基盤のAva LabsとDigital Assetの登壇者が、Progmatの齊藤達哉氏の進行で、既に発行されている日本国債(JGB)をどうオンチェーンで扱うかを議論した。
国債を担保に資金を借りるレポ市場は日本国債だけでも250兆円規模とされ、日本で進んでこなかった機関投資家のユースケースとして急速に注目が高まっている。
登壇者プロフィール
東京大学経済学部卒業後、東京証券取引所グループに入社。清算リスク管理部などを経て現職で、トークン化有価証券などフィンテック関連の企画に従事し、2025年より日本証券クリアリング機構を兼務する。
三菱UFJ信託銀行でデジタルアセット分野を統括し、信託サービスの提供とプロダクト開発を推進する。コーポレートファイナンスやストラクチャードファイナンスの経験を持つ。京都大学卒業。
2012年にSMBC日興証券へ入社し投資銀行部門に配属。2020年に日興オープンイノベーションラボ(NOIL)の立ち上げに参画し、2023年にはジョイントベンチャー「Proof of Japan」を設立した。日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)理事も務める。
早稲田大学中退、メルボルン大学物理学部卒。元プロゲーマーで、2021年にChainlinkのアジア日本地域公式アンバサダー、2023年1月にAva LabsのHead of Japanに就任した。
ソフトバンクグループなどでベンチャーキャピタルや事業開発に従事した後、2023年にDigital Assetへ参画。日本代表としてCantonを活用したトークン化証券や規制準拠型ブロックチェーンの構築を推進する。
2010年に三菱UFJ信託銀行へ入社し、連続社内起業家としてデジタルアセット基盤「Progmat」などを立ち上げた。2023年10月の創業より代表を務める。特許登録は9件。
担保管理の非効率とオンチェーンの解決余地
齊藤氏は「去年のWebXにはなかったテーマが今年急に立ち上がった」と切り出し、まず担保管理を担うJSCC兼務のJPX総研・明間氏に、その役割と取り組みの動機を尋ねた。
証券とDeFiが見る国債活用と規制設計
齊藤氏は、今年2月にDeFiテクノロジー部を立ち上げたSMBC日興証券のIsono氏に、DeFiの観点から見た国債の可能性と、証券会社のビジネスチャンスを尋ねた。
ブロックチェーンに「できないこと」とプライバシー
伝統的な担保管理という「固め」の領域と、JGBをRWAとしてDeFiに持ち込むフロンティア領域。その違いについて、基盤側のAva Labs・平田氏が答えた。
「新しい国債」ではないオンチェーン化
米国でDTCC、Canton、Digital Assetの取り組みが進むなか、日本でも同様にいけるのか。齊藤氏の問いに東郷氏が答えた。
パブリックかプライベートか、マルチチェーンの現実解
パブリックか、プライベート・コンソーシアムか。お金と証券のチェーンは単一にすべきか、クロスチェーンか。齊藤氏の問いに、Isono氏と西澤氏が続けて答えた。
2030年の市場規模
最後に齊藤氏は、あくまで個人の見解として、2030年に国債のオンチェーン化がどれくらいの金額規模になるかを一言ずつ求めた。
セッション総括
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