- Harmony公式、4アドレスの凍結を取引所に要請
- アナリスト分析で40億ONE不正発行、供給26%相当
不正発行疑惑と価格急落の経緯
Harmonyの公式アカウントは12日、ネットワークで不正なトークン発行が起きた可能性があるとして、複数の取引所と連携し資金の凍結を進めていると発表した。同社は問題のあるウォレットアドレス4件を公開し、取引所に凍結を要請したうえで、パッチの準備とロールバック(巻き戻し)の選択肢を検討していることを明らかにした。
Harmonyは公式声明で「資金の停止・凍結に向け、取引所と連携している」と述べた。原因や発行枚数、取引所への流出額については同社として確認しておらず、今回明らかになった具体的な数字はあくまで外部分析によるものだ。
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アナリストは40億ONE不正発行と指摘
オンチェーン分析アカウントのJuiceberg氏は同日、空ブロックを通じて総供給量の26%にあたる約40億ONEが不正に発行されたと指摘した。同氏の分析では、このうち約28億ONEが速やかに複数の取引所へ送られたとされる。後続の分析では、オンチェーン上で売却可能な残高が約1億1,500万ONEまで減少したとの見方も示している。Harmonyはこれらの数値を独自には確認していない。
価格の反応は大きい。CoinGeckoによると、ONEは直近24時間で36.40%下落し、7日間では34.80%安となった。取引量は前日比約39.8倍(3,876%増)に急増しており、パニック的な売りが広がった様子がうかがえる。ONEの流通供給量は現在約150億枚。
過去にも大規模流出、北朝鮮関与のブリッジハック
Harmonyを巡っては過去にも大規模な資産流出が起きている。2022年6月にはHorizon Bridgeが攻撃を受け、約1億ドル相当の資産が流出した。米連邦捜査局(FBI)は北朝鮮系ハッカー集団ラザルスグループの関与を認定している。
2023年12月には、ステーキングのロジックにあった欠陥により74のアドレスで計約1億4,628万ONEが意図せず発行される事案も発生し、Harmonyは緊急のハードフォークで対応した経緯がある。
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