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ビットコイン、新たな強気相場入りか 初期には波乱も予想=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 
この記事のポイント
  • ビットコインの現物・先物需要が同時に拡大
  • 利益確定の動きも活発に

市場は弱気から強気へ転換か

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは25日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)は新たな強気相場へと入った可能性があると指摘した。ただし、その初期段階は波乱含みの展開になりそうだと予測している。強気相場を判断するための指標も挙げた。

ビットコインは8月17日以降24%急騰し、一時8万ドルを付けた。これは5月15日以来の高値水準となる。

クリプトクアントは、今回の急騰の引き金となったのは、財政・政治両面の材料だったと指摘。まず、米財務省が9月9日から長期国債の買い戻し規模を1回あたり最低40億ドルに倍増させると発表した。さらに、米トランプ大統領が政府によるビットコイン購入を検討していると発言したことが、市場に強気材料として受け止められたと述べる。

関連記事:トランプ大統領、政府によるビットコイン購入検討を表明 BTCは6月以来の高値

トランプ大統領は20日、仮想通貨業界関係者との会合で議会にクラリティー法の可決を改めて求めた。CFTCが無期限先物のハイパーリキッド米国展開を進めていることも明かし、HYPEトークンが20%上昇した。

また、需要面も強気相場への転換を示唆している形だ。現物需要の拡大ペースは昨年12月以来の速さとなっている。また、現物需要と先物需要が同時に拡大しており、これは前回の史上最高値を更新した2025年10月初旬以来初めてのことだ。

出典:クリプトクアント

クリプトクアントは、現物市場でのビットコインの見かけ上の需要(市場における実質的な買い需要の強さを示すオンチェーン指標)が拡大局面へと転換していると指摘。過去データでは、この転換があった後に78%の確率で、中央値23%の上昇をもたらしていたと続けた。

含み益および売り圧も拡大

クリプトクアントは一方で、急激な価格上昇は、短期的な利益確定の動きを誘発する状況も生み出していると分析した。オンチェーン指標によると、新たに大きな含み益を抱えた市場参加者による売り圧力の高まりが示唆される。このことは、強気相場に移行したとしても市場の乱高下が予想される要因になると述べた。

トレーダーの含み益率は20.5%に急上昇している。これは昨年6月以来の高水準だ。過去の例を見ると、今年5月初旬にビットコインが8万2,000ドルに達し、利益率が19%に達した際にも利益確定が発生し、その翌月にビットコインは30%下落していた。

短期保有のクジラ(大口投資家)はすでに利益を確定させている。ビットコイン価格が7万8,000〜7万9,000ドルに達した8月20日〜22日の期間に12億ドルの利益を確定させた。

出典:クリプトクアント

さらに、ビットコイン、イーサリアム(ETH)、およびアルトコイン全般について、取引所への入金が急増しており、これは今後売り圧力が強まる可能性を示唆している。ビットコインとイーサリアムの入金額は今年6月以来の高水準となった。

また、アルトコインの7日間の累積入金取引数は約3万9,000件へと急増しており、7月初旬以来の水準だ。なお、この入金の大半はバイナンスに送られたものである。

関連記事:バーンスタイン、ビットコイン30万ドル予想維持 「ディベースメント・トレード」を追い風に

バーンスタインは通貨価値の下落懸念を背景にビットコインの価格が2029年までに30万ドルに達するとの予測を維持。現在の米財務省の国債買い戻し拡大も資金流入を後押しする材料となっている。

強気相場入りを確定させるポイントは

クリプトクアントは、強気相場を確認するための最終的なポイントは、ビットコインが365日移動平均線(現在の水準は83,000ドル)を上回って終値を形成できるかどうかだとの見方を示した。

83,000ドルを明確に上抜ければ、新たな強気相場入りが確定するとしている。それまでは、この水準が初期の抵抗線として機能し、強気相場入り直後の調整局面が生じる可能性もあると述べた。

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