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トークン化預金の銀行間決済実証に43社参加、8月20日に本格検証

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 8月20日に本格検証開始、りそな・横浜銀行等13行参画
  • TD幹事行方式とTD-SC連携方式の2方式を比較検証

43社参加で本格検証へ

DCP、GMOあおぞらネット銀行、アビームコンサルティングの3社は26日、金融庁「FinTech実証実験ハブ」の支援案件「トークン化預金の銀行間決済」に43社が参加したと発表した。

この実証は2026年4月3日に金融庁の支援案件として採択され、すでに検証が進んでいた。8月20日には参加企業・関係者が集まり、43社体制での本格的な検証が始まった。トークン化預金(TD)は銀行預金をブロックチェーン上で扱えるようにしたデジタル通貨で、送金や決済をオンチェーンで完結できる点が特徴だ。

関連記事:国内約40行、トークン化預金で相互送金実証=日経

GMOあおぞらネット銀行やディーカレットDCPなどが主導し、国内約40行が参加するトークン化預金の相互送金実証が8月中に始まる。全銀システムを介さず銀行間で直接やりとりし、24時間365日の即時決済を目指す。

二つの検証方式と狙い

検証する方式は主に2つ。1つは民間銀行1行が幹事行となり、TD上のユーザー間送金と幹事行内での銀行間決済を同時に処理するTD幹事行方式。もう1つは、ユーザー間送金にともなう銀行間決済をステーブルコインで行うTD-SC連携方式だ。既存の決済システムに連携する方式もあわせて検討する。

目的は24時間365日、全取引を即時グロス決済(RTGS)で完結させること。新たなビジネス機会の創出や決済コスト・決済リスクの低減が可能かを、適法性・有用性・実現性の観点から検証する。

参加行の広がりと政策文脈

参加銀行にはりそな銀行や横浜銀行が名を連ねる。東京きらぼしフィナンシャルグループやふくおかフィナンシャルグループといった地銀グループも、見解を提示する立場で加わった。あいち銀行や千葉銀行を含む21行はオブザーバーとして、任意で質問や懸念点を示す。

実証の背景には政策的な追い風がある。2026年3月3日のFIN/SUMで日本銀行の植田総裁は中央銀行マネーのトークン化を検討する方針を示した。7月21日には「経済財政運営と改革の基本方針2026」が閣議決定され、TDを含むオンチェーン金融の推進が明記されている。

関連記事:トークン化預金元年、金融・産業・政策が交差する日本の挑戦|WebX2026

WebX2026「トークン化預金元年」セッションレポート。Digital Platformer松田一敬氏、DCP平子惠生氏、財務省鳩貝淳一郎氏が登壇。北國銀行のトークン化預金事例やDCJPYのマルチバンク化、金融庁PIPの実証実験、地方創生への活用、AIエージェント時代の耐久性まで、日本のトークン化預金の最前線を解説する。

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