- トークン化預金、ステーブルコインなどの機能を可能に
- 自律型のイノベーション基盤構築
「バンクチェーン・アライアンス」設立
米テキサス州の銀行協会は25日、同州の他、全米37州の銀行協会と共同で共通のブロックチェーン・プラットフォームを基盤とする「バンクチェーン・アライアンス(同盟)」を立ち上げると発表した。
これは銀行業界自らが所有・設計・運営する共通ブロックチェーン基盤の構築を目指す取り組みだ。州レベルの銀行協会が横断的に連携する事例としては大規模なものとなる。
このアライアンスは現在、技術パートナーの選定作業を進めており、2027年の稼働開始を目標に掲げているところだ。アライアンスのブロックチェーン・ネットワークは他のネットワークとの相互運用性を備えるものとなる見込みである。全米の銀行にも参加を呼びかける予定だ。
テキサス州銀行協会の会長兼CEOであるクリス・ファーロウ氏は、次のようにコメントした。
多数の州銀行協会を結集させることで、このアライアンスは独自の強力なネットワーク効果を生み出すだろう。これにより、テキサスの地域密着型銀行や全米の地域銀行は、顧客や地域社会のニーズを重視しつつ、新しい金融技術に参加するための現実的な道筋を得ることができる。
このアライアンスにより可能にする機能としては、スマート決済ツール、トークン化預金、ステーブルコイン、自動決済などが想定されているところだ。
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米OCC長官は20日、仮想通貨関連の新設銀行免許申請が全体の6割超に達したことを明らかにし、ジーニアス法に基づくステーブルコイン規則を11月までに最終化する方針を示した。
業界主導のイノベーション基盤
バンクチェーン・アライアンスの暫定議長で、フロリダ州銀行協会の会長兼CEOであるキャシー・クラニンガー氏も、「あらゆる規模の金融機関が現代的な機能を提供できる」ようになり、全米の地域社会で、安全かつ効率的な顧客サービスを継続することも可能になると述べた。
アライアンスに参加する州銀行協会を合わせると、全米の数百万もの消費者、企業、地域社会にサービスを提供する数千もの金融機関を代表することになる。
現時点で、テキサス、アラバマ、フロリダ、サウスカロライナ、マサチューセッツ、ミネソタ、ワシントン、ワイオミングなど、合計38州の銀行協会が参加。今後も増える可能性がある。
バンクチェーン・アライアンスは、組織の目的について次のように説明した。
金融テクノロジーが進化する中、銀行は重要な選択を迫られている。それは、未来のインフラを自ら共同で構築するか、それとも他者が所有・管理するシステムに依存するか、という選択だ。このアライアンスは、銀行がイノベーションの中心であり続けられるように設立された。
共有インフラを構築することで、イノベーションへのハードルを下げ、単独の機関では容易に実現できないような機会を創出することが可能になると続けている。協力して、高度な機能を利用し、新製品を開発し、デジタル化が進む環境の中で顧客や地域社会に貢献する力を強化できるとも述べた。
なお、法人登録地はテキサス州であり、テキサス州銀行協会は結成に主導的な役割の一つを果たしている。テキサス州は以前より暗号資産(仮想通貨)に積極的なことでも知られている。
戦略的ビットコイン準備金設立法案を採択しており、昨年11月には実際にビットコインを500万ドル相当購入した。
GMOあおぞらネット銀行やディーカレットDCPなどが主導し、国内約40行が参加するトークン化預金の相互送金実証が8月中に始まる。全銀システムを介さず銀行間で直接やりとりし、24時間365日の即時決済を目指す。



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