- ETFとETPの格差是正提言
- AI模倣申請への対策要請
新種ETF巡り意見書
仮想通貨業界団体クリプト・カウンシル・フォー・イノベーション(CCI)は8月31日、米証券取引委員会(SEC)に宛てて、仮想通貨やブロックチェーン関連の投資機会、イベント契約などを組み入れる「新種ETF」の規制のあり方について意見書を提出した。意見書では、ETFとして登録されていない上場商品(ETP)にもETFと同等の規制上の効率化を認めるよう求めている。
意見書では3点の提言を行った。1点目はETF以外のETPにもETFと同様の効率化を認め、規制の公平性を高める点だ。
2点目は、新種ETFへの対応を理由に「投資会社」の定義を一律に拡張・改定することは避け、現行の主観的・客観的基準による個別判断の枠組みを維持するよう求めた点だ。定義を画一的に広げれば、どのETPがETFとして登録義務を負うか不透明になり、かえって新種ETFの登場を妨げかねないとしている。
3点目として、AIの活用により模倣的な新規登録申請が加速する懸念を踏まえ、任意の事前相談や非公開の登録手続きの検討も提案した。
米国のETF市場は残高が12兆ドルを超え、銘柄数も4,600本以上に拡大しており、この成長は2019年にSECが導入した規則『6c-11』によって適用除外命令の取得が不要になったことが大きいという。新種ETFには仮想通貨やブロックチェーン関連の投資機会、イベント契約などへのエクスポージャーを提供する商品が含まれるとしている。
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ビットコイン保有動向
米国のビットコイン(BTC)現物ETPの資産残高は1,000億ドル弱に達しており、投資家はビットコインやイーサリアム、ソラナなど複数の仮想通貨に連動するETPにアクセスできる状況にあるという。
業界推定によると、成人人口の18.6%にあたる約4,960万人の米国人がビットコインを保有し、金の保有者数を上回っているとされる。
他社も意見書提出
SECは6月、新型ETFに関する規則改正の要否などについて意見公募を開始した。海外メディアの報道によれば、8月31日の提出期限までにCCIのほか、資産運用大手グレイスケールや証券大手チャールズ・シュワブなど複数の企業からも意見書が寄せられたという。
CCIは意見書の中で、規制の公平性確保に向けた検討にSECが応じるよう促した上で、追加情報の提供にも応じる姿勢を示している。
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