- 6月〜7月、数億ドル相当のBTCをIRGCに送金と指摘
- 開発元ピシュタズ・シモルグ社と側近3人も同時制裁
制裁の内容と背景
米財務省の外国資産管理室(OFAC)は17日、イラン人金融家ババク・ザンジャニ(Babak Zanjani)氏系列の仮想通貨取引所BitBankを制裁対象に指定したと発表した。制裁は米政権が進める対イラン包括的経済制裁「Operation Economic Outcast」の一環である。
財務省によると、BitBankは6月から7月にかけて数億ドル相当のビットコイン(BTC)をイラン革命防衛隊(IRGC)へ送金する経路として使われた。
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米検察当局が、イラン産原油の闇取引収益を仮想通貨で洗浄したとして中国企業2社に関連する6100万ドル相当の没収を提訴した。関連資金網は15億ドル超に上るとされる。
ザンジャニ氏の制裁歴
ザンジャニ氏は2016年、イラン国営石油会社(NIOC)からの数百万ドル規模の横領罪でイラン国内で死刑判決を受けたが、2024年に減刑された。2025年にはイラン政権系の経済プロジェクトの後ろ盾として公の場に再登場していたという。
OFACは2026年1月30日と7月24日にも、ザンジャニ氏系列の複数の仮想通貨関連事業者や仲介者を制裁対象に加えている。開発元ピシュタズ・シモルグ(Pishtaz Simorgh)社の親会社であるドット・ワン・バリュー・クリエーション・グループ(Dot One)もOFAC制裁対象となっている。
今回はピシュタズ・シモルグ社に加え、ドット・ワン幹部のホセイン・アリ・ザーケル・ホセイン氏、モハンマド・マハディ・ザーケル・ホセイン氏、セイエド・アーデル・ヘイダリ氏の3人も制裁対象となった。
制裁の法的根拠と影響
今回の制裁は大統領令13902に基づく措置で、8月24日にベッセント財務長官が発表した「Economic D-Day」の枠組みの一部と位置づけられる。財務長官は「イラン政権を支援すれば、財務省が制裁を科す」と述べた。
制裁対象となった個人・団体の米国内資産は凍結され、米国人との取引は原則禁止となる。財務省は、イランの仮想通貨エコシステムに加え、これを助長する国際的な事業者や関係者も引き続き標的にする方針を示した。
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イラン中央銀行が仮想通貨を使った輸出収益の還流を容認し、貿易企業が市場レートでの外貨交換や輸入決済を行えるようになった。米国の制裁下で仮想通貨は資金移動の新たな経路となっている。



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