- 米SECのフィンテック窓口が初の業界会議へ
- 米SEC所属のフィンテック企業向けの窓口部門『FinHub』は、初のP2P会議を3月26日に開催することを公式で発表した。ブロックチェーン・仮想通貨業界の参加企業や議題に注目が集まる。
米SECのフィンテック窓口が初の業界会議へ
米国のSEC(証券取引委員会)が昨年の10月に設立したフィンテック企業向けの窓口部門『FinHub』は、初のP2P会議を3月26日に開催することを公式で発表した 。
『イノベーションと金融技術の戦略中枢(FinHub)』とは、米国における仮想通貨・ブロックチェーン業界も含めたいわゆるフィンテック企業とコミュニケーションを図るSEC発の法的支援部門であり、主な機能として「SECに関わるDLT技術(仮想通貨含み)や金融アドバイス、デジタルマーケット金融業務やAI等のフィンテック関連案件への窓口となる」としている。
FinHubの発表によると、「同部門は全国におけるフィンテックコミュニティと連携するために、まずはサンフランシスコにおけるSECの支部SFROでローカル会議を行う。」とあり、また「本会議にて、企業の参加者はFinHubのスタッフと直接の対話ができ、一般的な問題から特定の課題まで話し合うことができる。」とのことだ。
つい先日、SECのコミッショナーHester Peirce氏(愛称クリプト・ママ)は、『DC Blockchain Summit』にて、企業との直なコミュニケーションの重要性に関して、「仮想通貨カストディのような技術要素の高い分野は、手紙で説明するだけでなく、SECに直接連絡を取り、商談を行うことを推奨する」と言及した。
現在SECによるICOやSTOのガイダンスは公開されていないが、今後、ブロックチェーン企業がどのようにFinHubと連携し、合法で事業を進めていくか注視されていくだろう。
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