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仮想通貨決済に移行しつつある「アダルト業界」、急速に需要が高まる背景は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨決済に移行しつつあるアダルト業界
海外大手アダルトサイトを中心に、仮想通貨決済やブロックチェーン方式の決済プラットフォームが導入され始めている。Webストリーミングなど、テクノロジーの歴史を先導してきた背景にあるものとは。

仮想通貨決済に移行しつつあるアダルト業界

「未来のエンターテインメント」にまつわる情報やニュースを配信するRolling Stone Japanによれば、風俗業界では、もう何年も前からビットコインを使っている人もいるという。

海外では、すでに複数のアダルトサイトが「ビットコイン決済」に対応しており、仮想通貨の一般認知度が上がる前の2015年から仮想通貨の実験場として活用されてきた経緯がある。

そのような中、アダルトコンテンツを提供するプラットフォーム「Spankchain」をはじめとするブロックチェーンの技術により、決済業者や仲介業者を介さず、財務状況を自己管理できるようになったという。

なぜ仮想通貨需要があるのか

背景にあるのは、「クレジット会社や金融機関が、アダルト産業に制限」をかけており、ライブストリーミングのアダルトコンテンツなども対象になっていることだ。

クレジットカード会社などの決済サービスは、オンラインポルノや風俗サービスの支払い手段を避ける傾向があるため、広告掲載による収益を維持するのに、仮想通貨を選択せざるを得なかったという。

昨年4月、ポルノサイト「Pornhub」が、仮想通貨Verge(XVG)と提携し、支払い手段の一つとしてVergeを追加した。

プレミアム会員の月額手数料の支払いなどに使用できるようになった。同サイトは、2017年時点で約8,100万人デイリーユーザーを抱える世界最大手のアダルトサイトだ。

一方Vergeは、「Tor」や「i2P」といった技術を活用し、送金元や送金先に加え、取引内容やIPアドレスまで秘匿化できることで、個人情報の特定に繋がる情報が匿名化されており、プライバシーを重視業界とは特に相性が良い。

テクノロジー進化の裏には、アダルト業界の活用も

インターネットの誕生でも、アダルト業界が先導していた。

このように語る、アダルト産業に特化した決済トークンIntimateの担当者は、以下のように続けた。

Webストリーミングもアダルトコンテンツへのアクセス需要やアダルト業界から得た着想を得て発展している。や最近のバーチャルリアリティでも、VRポルノの開発がブームに火を点けたんだ。

Intimateが開発したブロックチェーン上の決済技術は、アダルトコンテンツにおいて、より信頼性の高い取引を可能にするという。

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