はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

新たな「ビットコイン・イーサリアムに連動するETF」米SECが審査へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTC・ETHに連動するETFが申請へ
新たな仮想通貨ETFの申請が米SECへ提出された。現在VanEck版など2つのETFを審査中のSECがどのように判断するか5月の中旬には再び結果が出る予定。

BTC・ETHに連動するETFが申請へ

米デジタルアセット投資会社Crescent Crypto Asset Managementの子会社が新たな仮想通貨ETF「USCF Crescent Crypto Index Fund」の承認申請を行ったことが、米国証券取引委員会(SEC)の公表 から明らかになった。これによりETF承認の行方が再び注目を集める展開が予想される。

SECが公表した5月9日付けの申請書によると、「USCF Crescent Crypto Index Fund」は「XBET」というティッカーシンボルでニューヨーク証券取引所に上場を計画している。BTCとETHの時価総額加重ポートフォリオ(時価総額の比例を反映する)の連動を目的としており、大手ETF管理会社US Commodity Funds がスポンサーを務める。

USCFは商品先物取引委員会(CFTC)および商品先物取引法(CEA)に基づく、全国先物協会の監督下にあるコモディティー・プール・オペレーター(CPO)だ。

同社はXBETについて以下のように説明している。

XBETは上場投資信託である。つまりXBETを売買する投資家の多くはブローカーを通して取引注文を行い、慣習的な仲介手数料および料金を支払う必要性が生じる可能性がある。XBETは「XBET」というティッカーシンボルで取引される予定であり、他の上場証券同様、入札日を通して売値・買値で取引される。

Crescent Crypto Asset Managementは元ゴールドマン・サックスのバンカー3人(Michael Kazley氏、Christopher Matta氏、Ali Hassan氏)が、2017年にニュージャージーで立ち上げたデジタルアセット投資スタートアップだ。

受動的なルールベースのアプローチを用いて「投資適格クリプト」のリターンを得ることに重点を置いたデジタルアセット・インデックスファンド「Crescent 20 Index Fund」を主力としている。

ファンドで取り扱われる仮想通貨は全てコールドストレージに保管されており、毎月リバランスが行われるとのことで、信頼性と安全性をアピールしている。投資サービスのほか、コールドストレージのコンサルティングサービスやデジタル資産投資調査も提供しているとのことだ。

5月中旬は価格変動に要注意?

XBETの申請により、SECは3つの承認を検討することになる。現在市場の注目は、今月16日に延期された可決判断が予定されているBitwise版ETFと21日に予定されているVanEck版ETFに集まっている。両ETFの判断は本来4月に予定されていたが、さらに最長240日、つまり10月まで再延期されるとの見方が強い。

現時点でSECの承認を受けた仮想通貨ETFは存在しないものの、一部のアナリストや専門家は「近い将来、世界初の仮想通貨ETFが生まれる」と主張している。

またSECのコミッショナーを務めるRobert J. Jackson氏は2月上旬のRoll Call紙のインタビューで、「最終的には規制当局が設定した基準を満たしたETFが生まれるだろう」と、個人的な見解を述べた。

ファンドやファミリーオフィス、富裕層など大規模投資家向けの仮想通貨プライムディーラー「SFOX」は4月に公表したレポートの中で、今月中旬に予定されているETF承認可決判断や、「Consensus」を筆頭とする主要な仮想通貨およびブロックチェーン・カンファレンスでの議論内容が、「仮想通貨の価格変動に大きな影響をあたえる」と予想している。今月は仮想通貨市場の動きに対し、特に念入りにアンテナを張り巡らしておく方が賢明だろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
12:00
XRPの買い方|おすすめ取引所と購入手順を図解【初心者向け】
暗号資産(仮想通貨)XRPの特徴から買い方、将来性、リップル社の最新動向や取引所の選び方も紹介します。ドナルド・トランプ次期米大統領の思惑やSECゲンスラー委員長交代による規制環境の変化、価格への影響を分析。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧