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中国の市場への資金投入は、結果的にビットコインを後押しする

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中国の行動は逆に敵対するビットコインを勢いづかせる
中国は、自身の市場を活性化させるため、中央銀行は8100億中国元を市場に還元しました。しかし、この資金は結果的に経済を循環し、未だブラックマーケットなどで使用されているビットコイン界隈にも資金を流入させるのではないかと予想されています。

市場状況を押し上げるため、この5日間で中国は8100億中国元(約1300億米ドル)を市場に 還元しました。

これは、国の経済をより強固にし、供給を促進するために行われたものですが、結果的には、最大の敵であるビットコインの促進に加担してしまっただけかも知れません。

中国政府は、資本を極力国内に留めておくことに重きを置き、ビットコインや仮想通貨がそれを脅かすものであるとの判断から、ビットコイン取引所やICOを廃止しました。

しかし、アジアの国々においての仮想通貨市場は、この規制圧力から逃れる道を見出しており、最近の動向は中国で未だ息を潜めているビットコイン投資家に大きな利益をもたらすかも知れません。

トリクルダウン理論

この追加資金は、中央銀行が証券を将来的に再度売却することを前提に、商業銀行から買い戻すことによって還元されました。

この還元された資金は、高い流動性を持ち、経済を循環しており、ビットコインの資金の流れに加わるのは確実と言えるでしょう。

Nomura のアナリストは、市場は金融政策においての慎重な価格設定の渦中にあると言及しました。

「我々は、この市場への資金還元を数年単位でのテーマだと予想し、根本からの金融変革が進行されている兆候だと考えています。」

中国のブラックマーケットの中で、ビットコインは存在し続けており、もし仮想通貨を革新的な方法で使用することができるようになれば、未だ需要はあるのではないかと考えられています。

よって、この仮想通貨界隈により多くの資金が流れてくるトリクルダウン理論が確実に起こるであろうことを考慮すると、中国が行ったこの最新の資金還元は、敵対するビットコインを勢いづかせる自傷行為であったのかも知れません。そして、余分な資金は、規制局の思惑に反して、容易に国外に流出してしまうでしょう

ビットコインの存続

仮想通貨は、廃止され、メインストリームからは除外されてしまう可能性はありますが、それと社会主義共和国で完全に使用されなくなることは直結しません。仮想通貨には、様々な取引方法や使用用途があるのです。

ビットコイン取引所の廃止は、取引所に致命傷を与えることはできず、逆に奮起させてしまいました。 ローカルビットコインは、廃止以降も着実な伸びを見せており、異なる方法で市場を存続させています。

しかし、市場を独占していた OKEx や Huobi が本土外に移転したことにより加熱していた中国市場には多少の鈍化が見られます。

China’s Liquid Injection Could be Bitcoin’s Delight

Nov 24, 2017 by Darryn Pollock

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