はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国の市場への資金投入は、結果的にビットコインを後押しする

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国の行動は逆に敵対するビットコインを勢いづかせる
中国は、自身の市場を活性化させるため、中央銀行は8100億中国元を市場に還元しました。しかし、この資金は結果的に経済を循環し、未だブラックマーケットなどで使用されているビットコイン界隈にも資金を流入させるのではないかと予想されています。

市場状況を押し上げるため、この5日間で中国は8100億中国元(約1300億米ドル)を市場に 還元しました。

これは、国の経済をより強固にし、供給を促進するために行われたものですが、結果的には、最大の敵であるビットコインの促進に加担してしまっただけかも知れません。

中国政府は、資本を極力国内に留めておくことに重きを置き、ビットコインや仮想通貨がそれを脅かすものであるとの判断から、ビットコイン取引所やICOを廃止しました。

しかし、アジアの国々においての仮想通貨市場は、この規制圧力から逃れる道を見出しており、最近の動向は中国で未だ息を潜めているビットコイン投資家に大きな利益をもたらすかも知れません。

トリクルダウン理論

この追加資金は、中央銀行が証券を将来的に再度売却することを前提に、商業銀行から買い戻すことによって還元されました。

この還元された資金は、高い流動性を持ち、経済を循環しており、ビットコインの資金の流れに加わるのは確実と言えるでしょう。

Nomura のアナリストは、市場は金融政策においての慎重な価格設定の渦中にあると言及しました。

「我々は、この市場への資金還元を数年単位でのテーマだと予想し、根本からの金融変革が進行されている兆候だと考えています。」

中国のブラックマーケットの中で、ビットコインは存在し続けており、もし仮想通貨を革新的な方法で使用することができるようになれば、未だ需要はあるのではないかと考えられています。

よって、この仮想通貨界隈により多くの資金が流れてくるトリクルダウン理論が確実に起こるであろうことを考慮すると、中国が行ったこの最新の資金還元は、敵対するビットコインを勢いづかせる自傷行為であったのかも知れません。そして、余分な資金は、規制局の思惑に反して、容易に国外に流出してしまうでしょう

ビットコインの存続

仮想通貨は、廃止され、メインストリームからは除外されてしまう可能性はありますが、それと社会主義共和国で完全に使用されなくなることは直結しません。仮想通貨には、様々な取引方法や使用用途があるのです。

ビットコイン取引所の廃止は、取引所に致命傷を与えることはできず、逆に奮起させてしまいました。 ローカルビットコインは、廃止以降も着実な伸びを見せており、異なる方法で市場を存続させています。

しかし、市場を独占していた OKEx や Huobi が本土外に移転したことにより加熱していた中国市場には多少の鈍化が見られます。

China’s Liquid Injection Could be Bitcoin’s Delight

Nov 24, 2017 by Darryn Pollock

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧