はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落の影響で上位100通貨の時価総額は前週比-4.0%に(6/24〜6/30)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
6/24〜6/30のデータでは、仮想通貨市場の全体時価総額は前週比-4.0%の約33兆円に減少。一方、ボラティリティ上昇で、6/30時点の24時間取引高は前週比+24.0%と急増した。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$3,046億(-4.0%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:LINK(+90.4%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:DENT(-41.0%)
  • 時価総額上位100通貨の6/30取引高:$844.8億(+24.0%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/6/24〜6/30の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち70通貨の時価総額が下落した。Coinmarketcapによると、2019/6/30の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比-4.0%となる約3,046億ドル(約32.8兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+91.4%となったChainlink(LINK)であり、時価総額ランキングは16位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはDent(DENT)であり、前週比-41.8%で、時価総額ランキングは76位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、VSYS((35位にランクアップ)、QNT(91位にランクアップ)、ELA(94位にランクアップ)、NEXO(100位にランクアップ)の計4通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+90.4%となったLINKであり、最も下落したのは-41.0%となったDENTだった。

6/30時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比-0.04%の10,817ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比-5.8%の290.7ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

6/30時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比+24.0%となる844.8億ドルとなり、内58通貨の取引高は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+666,498%となったINBだった。一方で、25通貨の取引量が20%以上減少、5通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-86.4%となったDCRだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額が下落した一方で、市場占有率(ドミナンス)が安定的に推移してきた。

6/30時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比-3.8%の2,742億ドルとなり、総時価総額の87.6%を占め、前週比+0.4%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+2.4%となる61.5%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

6/24〜6/30の一週間、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にハッシュレートが増加した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+15.2%の62.2EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+7.2%の167.4TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

6/24〜6/30の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共に、マイニングディフィカルティが増加した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+7.1%となる7.9Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+8.0%となる2,190THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

6/24から6/30までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比+3.1%となる1,116個となった。F2PoolとBTC.TOPのランキングが上昇した一方で、AntPoolのランキングが下落した。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー219個、19.6%、12.0EH/s
  • F2Poolー148個、13.3%、8.1EH/s
  • AntPoolー133個、11.9%、7.3EH/s
  • Poolinー108個、9.7%、5.9EH/s
  • BTC.TOPー101個、9.1%、5.5EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

6/24から6/30までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+0.7%となる46,491個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー12,059個、25.9%
  • SparkPoolー11,603個、25.0%
  • F2pool_2ー5,646個、12.1%
  • Nanopoolー4,882個、10.5%
  • MiningpoolHubー2,565個、5.5%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

6/24〜6/30の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズが上昇したが、ブロック毎のトランザクション平均数が下落した。

blockchain.infoによると、6/24から6/30までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比+0.8%の1.23MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比-7.5%となる2,176回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比-2.9%となる130.0回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比+0.5%の24,894bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧