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Uniswap(ユニスワップ)の使い方|Swap・流動性提供の完全ガイド【2026年版】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Uniswap(ユニスワップ)は、スマートコントラクトで動くDEX(分散型取引所)の最大手です。口座開設なしにウォレットを接続するだけで数千種類のトークンを取引でき、流動性を提供して手数料収入を得ることもできます。

ℹ️
「DEX(分散型取引所)とは何か」の基礎知識は DEX完全ガイド で解説しています。本記事ではUniswapの具体的な操作方法に絞って解説します。
📋 この記事の内容
  1. 事前準備:ウォレットとETHを用意する
  2. Uniswapに接続する
  3. AMMの仕組み(価格決定メカニズム)
  4. Swap(トークン交換)の手順
    • トークンの選び方・偽トークン対策
    • スリッページの設定
  5. 流動性提供(v3)の手順
    • ペア・手数料の選び方
    • 価格レンジの設定
    • ポジションの確認と解除
  6. リスクと注意点
  7. UNIトークンの役割
  8. よくある質問(FAQ)
STEP 1 事前準備:ウォレットとETHを用意する

UniswapはMetaMask(メタマスク)などのセルフカストディウォレットをブラウザ拡張またはスマホアプリで接続して使います。まず以下2点を用意してください。

MetaMaskを作成ブラウザ拡張 or アプリ
取引所でETHを購入国内取引所が便利
ETHをMetaMaskへ送金ガス代分も忘れずに
Uniswapへ接続公式URLを確認
⚠️
ガス代に注意:イーサリアムメインネットでは1回の取引に数百円〜数千円のガス代が発生します。コストを抑えたい場合は、ガス代の安いBase・Polygonなどのチェーンを選択するのがおすすめです(UniswapはETH以外のチェーンにも対応しています)。
STEP 2 Uniswapに接続する
🔒
必ず公式URLを確認:フィッシングサイトが多数存在します。uniswap.org をブックマークし、検索結果の広告リンクから接続しないよう注意してください。
1
公式サイトへアクセス

uniswap.org にアクセスし、「Launch App」をクリックします。

2
ネットワークを選択

画面右上のネットワーク選択から使用するチェーンを選びます。イーサリアムメインネットはガス代が高い場合があるため、コスト重視なら「Base」や「Polygon」も検討してください。

3
ウォレットを接続

「Connect」からMetaMaskを選択。MetaMaskの承認画面で「接続」をクリックすると接続完了です。日本語表示への切り替えも可能です。

仕組み AMMの仕組み:Uniswapはどうやって価格を決めているか

Uniswapの取引は、従来の取引所のように「売り手と買い手がマッチングする」方式ではありません。取引の相手は流動性プール(ETHや各種トークンが蓄積されたスマートコントラクト)であり、価格は以下の数式によって自動決定されます。

x × y = k

x:プール内のトークンAの量 y:プール内のトークンBの量 k:常に一定に保たれる定数
誰かがトークンAをプールに入れてトークンBを受け取ると、xが増えてyが減る。kを保つようにレートが自動計算される。

💡
なぜAMMが革新的だったか:かつてのDEXはオーダーブック型で、指値の提示・キャンセルのたびにガス代が発生し、参加者も少なく流動性が不足していました。AMMはプールを「常在する取引相手」として機能させることでこの問題を解決。UniswapのTVLが現在も数十億ドル規模を維持する根拠がこの設計にあります。
価格が他取引所と乖離した場合は、裁定取引によって自然に修正されます。
ユーザーがETHを入力プールのETH残高が増加
数式でUSDCを自動計算x×y=kを維持するレート
USDCを受け取るガス代+手数料0.01〜1%

※本セクションはCoinPostへのKyber Network寄稿記事「Uniswapを1記事で学ぶ」の解説を参照・再構成しています。

STEP 3 Swap(トークン交換)の手順

「Swap」タブでは、ウォレット内のトークンを別のトークンに交換できます。例:ETH → USDC、ETH → PEPEなど。

1
交換元・交換先のトークンを選ぶ

上段に「売るトークン」、下段に「買うトークン」を指定します。
「Select a token」をクリックしてトークン名を検索、またはコントラクトアドレスを貼り付けると候補が表示されます。

⚠️
偽トークンに注意:同じ名前の偽トークンが多数存在します。コントラクトアドレスは必ずプロジェクト公式サイトまたはCoinMarketCap・CoinGeckoで確認してから入力してください。
2
金額を入力してスリッページを確認

売却するトークン量を入力すると、受取量の見積もりが自動計算されます。
⚙️設定アイコンからスリッページ許容度を確認・調整できます。

💡
スリッページとは:注文時の想定価格と実際の約定価格のズレです。メジャートークンは0.1〜0.5%程度でOK。流動性が低い銘柄は1〜5%に上げないと取引が通らないことがあります。高く設定しすぎるとサンドイッチ攻撃(MEV)のリスクが上がるため注意。
3
「Swap」→ 確認画面で承認

「Swap」ボタンを押すと確認画面が開きます。交換レート・ガス代・最低受取量を確認し、「Confirm Swap」を押します。
MetaMaskの承認画面でガス代を確認の上、「確認」をクリックすれば取引完了です。

ℹ️
初回のみ:Approve(承認)が必要
ERC-20トークンを初めて使う場合、Swapの前に「Approve」トランザクションが必要になります。これはスマートコントラクトにトークンの操作権限を与えるもので、ガス代が別途かかります。
STEP 4 流動性提供(v3)の手順

ユニスワップv3では、流動性プールに2種類のトークンを預けることで、他ユーザーのSwap取引から手数料収入を得られます。価格レンジを自分で指定できる「集中流動性」が最大の特徴です。

⚠️
インパーマネントロス(変動損失)に注意:流動性提供中に価格が大きく動くと、単純に保有していた場合より資産価値が下がることがあります。詳しくはリスクの項目をご確認ください。
1
「プール」→「ポジションを作成」

上部ナビの「プール」をクリックし、「ポジションを作成」を選択します。バージョン選択画面では「v3のポジション」を選びます(2026年1月時点でTVLが最大)。

2
通貨ペアを選ぶ

流動性を提供したい2つのトークンを選択します。初心者はETH/USDCなどの主要ペアからスタートするのが無難です。

3
手数料プールを選ぶ

同じペアでも手数料率ごとに別プールが存在します。画面に表示されるTVLと利用率(選択率)を見て、取引が集まっているプールを選びましょう。

💡
手数料率の目安: 0.01%=ステーブル同士 / 0.05%=安定ペア / 0.3%=主要ペア(最も多い)/ 1%=ボラティリティ高め
迷う場合は、デフォルトで推奨されているプールを選べばOKです。
4
価格レンジを設定する(v3最重要ポイント)

「最低価格」と「最高価格」を入力して、流動性を有効にする価格帯を指定します。

💡
レンジ設定の考え方:
狭いレンジ=資金効率↑・手数料収入↑(ただし価格が外れやすい)
広いレンジ=安定しやすい(ただし収益率は低下)
価格がレンジ外に出ると手数料収入はゼロになり、片方のトークンだけの状態になります。初心者は初期設定のまま(広めのレンジ)から始めることを推奨します。
5
預ける数量を入力→作成

片方のトークン量を入力すると、もう一方が自動計算されます。「レビュー」→内容を確認→「作成」をクリックし、MetaMaskで承認すれば完了です。

6
ポジションの確認・手数料の回収・解除

「プール」タブから作成したポジションを確認できます。蓄積された手数料は「Collect fees」で回収、流動性を引き出す場合は「Remove Liquidity(流動性を削除)」から操作します。

ℹ️
v3のポジションは価格レンジを含む固有のデータを持つため、NFT(非代替トークン)として発行されます。ウォレット内に「Uniswap V3 Positions」として表示されます。
注意 リスクと注意点

DEXには中央集権型取引所(CEX)にはないリスクが存在します。以下を理解したうえで利用してください。

📉 スリッページ

流動性が低いトークンや大口取引では、想定価格と約定価格がずれます。設定前に必ず確認を。

💸 インパーマネントロス(IL)

流動性提供中にトークン価格が変動すると、単純保有より資産が目減りすることがあります。

価格変動倍率IL損失の目安
1.25倍約 0.6%
1.5倍約 2.0%
2倍約 5.7%
3倍約 13.4%

(例:提供時1ETH=100DAI→引き出し時200DAI=2倍変動)
手数料収入がILを上回るかが収益の鍵。価格変動が大きいペアほどリスク大。

🪤 詐欺トークン・ハニーポット

同名の偽トークンや、買えるが売れない「ハニーポット」が多数存在します。コントラクトアドレスは公式・CoinGeckoで確認必須。

⛽ ガス代の変動

ETHメインネットは混雑時に1回数千円〜数万円のガス代が発生。Base・Polygonなど低コストチェーンの活用を検討しましょう。

🔐 スマートコントラクトリスク

Uniswapは長期運用実績と複数回の監査を経ていますが、スマートコントラクトに絶対の安全保証はありません。大きな資金は分散管理を。

🗝️ 秘密鍵・シードフレーズの管理

秘密鍵・シードフレーズを失うと資産は永久に失われます。フィッシングサイトへの接続にも注意。公式URLをブックマーク保存してください。

※インパーマネントロスの数値はCoinPostへのKyber Network寄稿記事「Uniswapを1記事で学ぶ」掲載データを参照しています。

参考 UNIトークンの役割:ガバナンスとプロトコル収益

Uniswapは2020年にUNIトークンを発行しました。UNIはプロトコルの意思決定に参加するためのガバナンストークンであり、今後の開発方向性・手数料設定などはUNI保有者の投票によって決定されます。

🗳️ ガバナンス投票

UNI保有者はプロトコルの改善提案(手数料率変更・新機能追加など)に対して投票権を持ちます。保有量に応じて議決権が与えられます。

💰 手数料分配の議論

流動性提供者が受け取る取引手数料(通常0.3%)の一部をUNI保有者へ分配する仕組みが過去に提案されています。1日10億ドルの取引高なら0.05%だけで50万ドルの収益規模になります。

ℹ️
UNIトークンへの投資を検討する際は、ガバナンス構造・プロトコル収益の分配状況・トークン供給スケジュールを正確に把握することが重要です。DeFiトークンの多くはガバナンス参加者にリワードを付与する構造を持ちますが、設計はプロジェクトごとに異なります。

※本セクションはCoinPostへのKyber Network寄稿記事「Uniswapを1記事で学ぶ」の解説を参照・再構成しています。

FAQ よくある質問|Uniswap(ユニスワップ)の使い方
  • Q Uniswapを使うのに口座開設は必要ですか? +

    口座開設は不要です。MetaMaskなどのウォレットを接続するだけで即座に利用できます。ただし、取引時のガス代としてETH(またはそのチェーンのネイティブトークン)が必要です。国内取引所でETHを購入してからMetaMaskに送金する必要があります。

  • Q UniswapのSwapにかかる手数料はいくらですか? +

    Swapには主に2種類のコストがかかります。①プール手数料(取引額の0.01〜1%。流動性提供者への報酬)と、②ガス代(ネットワーク手数料。使用チェーンによって大きく異なります)。イーサリアムメインネットはガス代が高い傾向があるため、コストを抑えたいならBaseやPolygonの利用が有効です。

  • Q Uniswapで存在しないトークンを探すにはどうすればいいですか? +

    トークン名で検索しても出てこない場合は、コントラクトアドレスで検索します。アドレスは必ずプロジェクトの公式サイトまたはCoinGecko・CoinMarketCapで確認してください。同名の偽トークンが多数存在するため、SNSや第三者サイトのアドレスは使わないようにしましょう。

  • Q Uniswap v3の流動性提供は初心者でもできますか? +

    できますが、インパーマネントロス(変動損失)のリスクを理解してから始めることを推奨します。初心者は①主要ペア(ETH/USDC等)を選ぶ、②価格レンジを広めに設定する、③少額から試す、という3点を心がけると安全です。価格変動の大きいトークンのペアは、手数料収入よりILによる損失が上回るケースもあります。

  • Q Uniswapは安全ですか?ハッキングのリスクはありますか? +

    Uniswapのコアプロトコルは2018年のローンチ以来、スマートコントラクトが直接ハッキングされて大規模な資金流出が起きた事例はなく、複数回の独立監査を経ています。ただし「絶対に安全」ではありません。接続するフィッシングサイト・悪意あるトークン・フロントエンドへの攻撃など周辺リスクは存在します。公式URL(uniswap.org)のみを利用し、大きな資金は分散管理することを推奨します。

  • Q v3とv4の違いは何ですか?どちらを使えばいいですか? +

    v4では「Hooks」という拡張機能が導入され、高度なカスタマイズが可能ですが、2026年1月時点ではv3が最もTVL(預かり資産)が高く、流動性が集中しています。一般ユーザーや初心者はv3を利用するのが現実的です。v4は開発者・上級者向けの機能と考えてください。

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