- 仮想通貨市場
- 大規模イベント直前で目立った動きのない中、時価総額70位の「Kin(KIN)」が70%以上もの高騰を見せました。世界の仮想通貨市場は、米ニューヨークで開幕する過去最大の仮想通貨カンファレンス『Consensus2018』の動向を注視しています。
- 日米株価市場
- 先週末のNY株式市場は主要株式指数高安まちまちとなった一方で、東京市場は主要三指数揃って上昇となりました。米国のトランプ大統領の処方箋薬の価格抑制に関する発言が波紋を呼んでおります。
仮想通貨市場
イーサリアム(ETH)は、先週の暴落から大き目の上昇を見せており、710ドル(約77,400円)のサポートを上回りました。
ETH/USDの1時間足では、701ドル付近でサポートがついているように見え、強気なトレンドラインがあると思われます。
先週の大幅な下落後、イーサリアムの価格はUSDに対して635ドル(69,000円付近)のサポートラインを耐えることが出来ていました。
そこから660ドルと680ドルの壁を破り、現在は700ドルから705ドルの間を推移、移動平均以上の価格を保っている状態です。
この兆候は、635ドルから上手く回復したことが示唆されており、現在は下げていますが、再び740ドル付近までチャレンジしようとしているように思えます。
また、ETH/USDの時間チャートでは710ドル付近を支える強気なトレンドラインがあります。
Kin(KIN)
「Consensus2018」を控えた仮想通貨市場ですが、本日の12:00頃に下落し、その時点から一定の価格を推移している状態です。
しかし、この相場の中で、Kin(KIN)が70%以上の高騰を記録しています。
Kinファンデーションのトランザクション速度とブロックチェーン上のプロセスを増加させるため、仮想通貨のKin(KIN)を拡張する試みで、ステラネットワークからフォークすることが決まりました。
このニュースを受け、大きく価格を伸ばす結果となりました。
直近に控えるコンセンサス2018に向けて、世界各国の投資家も様子を伺っているようです。
イベントのスピーチなどは日本時間22:00頃より始まる予定とされており、材料次第では相場が大きく動く可能性もあるため、注目を置くイベントと言えるでしょう。
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仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
決算内容の保守的な見通し(今期経常26%減益、5円減配)を嫌気され特売りスタートとなった「ULSグループ(3798)」でしたが、寄りで付けた安値1,785円から一気に買われて+5.37%高の2,041円となり、寄り底の形で引けました。
また、ネットビジネス支援会社の「デジタルガレージ(4819)」と資本・業務提携を発表した「アイリッジ(3917)」が+12.87%と大幅高。
同社は、仮想通貨取引所Zaifを運営する「テックビューロ」社とも業務提携を行っており、フィンテックとO2O(ネットと実店舗を連携させた集客サービス)の融合を目指すなど、仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄としても知られています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめています。
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NY市場
- NYダウ 24,831.17(+91.64)
- NASDAQ 7,402.88(-2.09)
- S&P500 2,727.72(+4.65)
先週末11日のNY株式市場は、主要三指数高安まちまちの展開に。
同日発表された輸入物価指数は0.3%の上昇となりましたが、市場予想の0.6%を下回った事で、利上げ期待が後退した事で買いが先行されたものの、先日決算発表があったエヌビディアの業績見通しが嫌気されて下落。
同半導体セクターのアドバンスト・マイクロ・デバイセズも1.48%の下落となり、SOX指数やWTI原油先物価格も下落した事で、上値の重い展開となりました。
また、トランプ大統領は11日の演説で処方箋薬の価格抑制について言及。
製薬会社等が処方箋薬を高値で手の届きにくいものにしたと非難した事が伝わると、薬品関連の株価は一旦下落したものの、改革には時間がかかるとの事から上昇に転じました。
東京市場
- 日経平均 22.865(+107.38)
- TOPIX 1,805.92(+10.96)
- マザーズ 1,146.23(+1.67)
主要三指数揃って上昇。
朝方安く始まったものの、NY市場の上昇などを受け、リスクオンムードとなった事から、徐々に上昇し、107円高で引けました。
11日引け後に決算発表をした資生堂が連結経常利益前年同期比97.7%増の472億円になったほか、第一四半期で既に通期計画の進捗率52.5%に達しており、計画を上回る結果となる事が期待されて売買高トップとなり、終値ベースで15.57%の上昇となるなど、同社の好調な決算内容が好材料となり、リスクオンムードが広がりました。
一方、ルネサスエレクトロニクスは4-6月期の営業利益が見通しが市場予想を50億円程度下回っている事が悪材料となり、-5.37%となった他、ファストリも売られました。