はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国取引所Bithumb(ビッサム)、政府機関調査で脱税などの疑い晴れる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

政府機関による韓国取引所Bithumbへの調査が終了、違法行為の疑い晴れる
韓国国税庁、金融庁などの政府機関は脱税などの疑いで取引所Bithumbを1月10日から調査してきました。4月中旬に終了した国税庁の税務調査によると、Bithumbの違法行為は確認されませんでした。
国税庁はBithumbに約31億円の税金の支払いを命じる
Bithumbの違法行為は確認されなかったものの、韓国国税庁はBithumbに法人税や所得税など、300億ウォンの支払いを命じました。今年Bithumは昨年の171倍もの当期純利益を達成しており、地元では不正会計などが疑われていました。
Bithumbは取引所の健全性強化に積極的
今回の報道やマネロン対策などの過去の取り組みから、Bithumbは世界に先駆けて投資家保護と政府の規制に積極的に策を講じていることがわかります。
Bithumbとは
韓国最大の取引所で韓国の総取引高の60%以上を占める。グローバルに展開しており、日本語を含む多言語に対応している。セキュリティやマネロン対策など、取引所の健全化にも積極的に取り組んでいる。取扱通貨は35種類(6月10日時点)。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

韓国国税庁らが1月10日から開始した税務調査において、取引所Bithumbの違法行為は確認されませんでした。

しかしながら、国税庁はBithumbに300億ウォン(約31億円)の税金支払いを命じています。

韓国政府機関による3ヶ月間の調査が終了、Bithumbの不正は確認されず

韓国地元メディアの6月8日の報道によると、大手取引所Bithumbへの税務調査で、同取引所の違法行為は確認されませんでした

韓国国税庁や金融庁などの政府機関による税務調査は1月10日から約3ヶ月間にわたり実施されました。

調査当局はBithumbの取引を全面監視するため、本社を家宅捜索し、コンピュータファイルなどを押収してきました。

この調査は4月中旬に終了しましたが、同取引所が脱税などの違法行為を行なっていた証拠は発見されませんでした。

Bithumbの不正は確認されなかったものの、国税庁は約31億円分の税金支払いを命じる

Bithumbの不正は確認されなかったものの、調査当局はBithumbに300億ウォン(約31億円)の税金を支払うように命じました。

国税庁は過去にもBithumbの税務調査を行なっており、Bithumbに追加徴税を命じてきました。

国税庁の報道官は調査に対するBithumbの対応に関して、次のように述べています。

2014年から2017年の間にBithumbへの調査を複数回実施してきましたが、BithumbはNTSが課した徴税額に不服を示すことなく、税金を全額納付し続けてきました。

最近公開されたBithumbの事業報告書によると、同取引所の2017年の売上高は3334億ウォン(約340億円)、当期純利益は4272億ウォン(約436億円)を達成しています。

これは2016年の売上高の77倍、当期純利益の171倍に当たります。

このように急速に収益が増加したことから同取引所は税務調査の対象となりました。

Bithumbは自主規制で取引所の健全化を図る

5月28日には、Bithumbはマネーロンダリング対策に非協力的な11カ国での仮想通貨取引を停止することを発表していました。

韓国最大手取引所Bithumb:マネロン対策に非協力的な11ヶ国で取引停止
韓国最大手仮想通貨取引所のBithumbが、マネロン対策に非協力的な11ヶ国で取引停止を発表しました。今回のBithumbの取引停止は、次回G20の規制も視野に入れた決断とみられています。

Bithumbの代表者は、 同取引所の取り組みについて以下のように述べています。

Bithumbチームは、地域金融当局と協力して、投資家保護及び、仮想通貨市場により高い透明性をもたらすことを目的とし、率先して厳格な基準を設けました。

この積極的で自発的な取り組みにより、Bithumbが仮想通貨取引所の国際基準を高めていければと考えています。

今回の報道や過去の取り組みから、Bithumbは他の取引所に先駆けて、政府の規制や投資家保護に対して真剣に策を講じていることがわかります。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧