はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨推進派の米下院議員、仮想通貨業界における規制サンドボックス制度の必要性を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米下院議員、仮想通貨版規制緩和の法案を提出
仮想通貨推進派の米下院議員が、提出した仮想通貨版の規制緩和について語った。緩和条件下で、仮想通貨の革新性がどのように社会目的を満たすかを評価しながら推進させる。

仮想通貨推進派の米議員、規制のサンドボックス制度の必要性を語る

米下院議員で仮想通貨推進派のPatrick Mchenry氏は、仮想通貨ジャーナリストLaura Shin氏のポッドキャスト「Unchained」に登場し、最近提出した「金融サービス革新法案」とデジタル米ドルの可能性について語った。

McHenry議員は、提出した「金融サービス革新法案」を「永久Betaテスト」であるとしているが、より一般的には「規制のサンドボックス制度」と呼ばれるものになる。

「規制のサンドボックス制度」ではその名の通り、現行法の下では提供が難しいようなサービス、技術などの実証実験を行い、その長期的効果を測ることを目的としている。

金融サービス革新法案は、連邦準備理事会(FRB), 財務省、などの金融サービスに関係する米政府10機関内に「金融サービス革新局」を設ける。仮想通貨プロジェクトは関係する政府機関の同局に一定期間の法適用の免除または緩和の申請を行うことができる。

申請が認められると、プロジェクトは革新的製品及びサービスの提供が出来る代わりに事業活動のデータを同局に提出し、社会目的をどれだけ満たしてているかの評価を受けることができる。

1930、40年代に、電話や電報といった当時の先端技術を導入する際にも同様の法案が作られており、同議員は仮想通貨を契機に改正する必要があるとしている。

先日、Binannceに上場したSTXを発行するBlockstack PBC社は、初めてSECの承認を受け、ミニIPOと呼ばれるRegulationA+に基づき資金調達に成功している。

McHenry氏は、これについても「そもそもこの様な革新的な企業を想定して作られた法律ではない」とし、SECが新しい枠組みを作り、仮想通貨プロジェクトが資金調達できるようにすべきであると述べた。

関連 規制に準拠したICOが米国で資金調達に成功

デジタルドルは世界貿易上とてつもない価値がある

McHenry議員は、「ビットコインの様な金融革命を起こす可能性のある仮想通貨は長期的にみてとんでもない価値と利便性をもたらす」と述べたが、「20年後の姿はまだわからない」とし、仮想通貨がまだ初期の段階にいる事を示した。

また、Shin氏が中国が今後2,3ヶ月後にデジタル元を発行する計画について意見を求められると、

確かに脅威ではあるが、私達はFRBがデジタルドルを発行する法的能力があるかを調査している。もしなければ、FRBにその能力をもたらす法案を支持する。デジタルドルは世界貿易上の安全性を考えるうえでも莫大な価値があると考えるからだ。

と述べ、現在のドルによる覇権をデジタルの分野でも獲っていく姿勢を見せた。

参考 Unchained

CoinPostの関連記事

米議員、ステーブルコインを証券と分類する法案を提出 仮想通貨市場の重要法案に
民主党のSylvia Garcia議員が米国連邦議会下院に、ステーブルコインを1933年制定の米国証券法の下で規制するよう求める起草原案を提出。フェイスブック主導の仮想通貨リブラを念頭において起草された可能性が高い。
「米政府に認可されなければフェイスブック社はリブラ協会から退く」ザッカーバーグ氏が公聴会で返答
フェイスブック社のCEOザッカーバーグ氏が、米下院金融サービス委員会の公聴会で証言。同社主導のリブラのプロジェクトが米国で認可されなければ、同社は運営組織から撤退する考えを示した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/23 火曜日
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
12:39
ビットコイン採掘者の降伏、価格底打ちのシグナルか=VanEck分析
資産運用会社VanEckは、ビットコインのハッシュレートが4%低下したことについて、価格底打ちを示唆する強気シグナルと分析。過去のデータでは180日後に77%の確率で価格上昇。ただし一部専門家は慎重な見方も。
12:16
ビットポイント、P2P.orgを含む3社連携 法人向けETH活用支援を強化
SBIグループのビットポイントジャパンが世界最大級のステーキング企業P2P.orgと連携。東証上場のDef consultingが進めるイーサリアムトレジャリー戦略を、グローバル基準の技術で支援する体制を構築した。
10:50
メタプラネットの臨時株主総会、5議案を全て承認
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットは、同日開催した臨時株主総会で5つの議案が全て承認されたことを発表。優先株式の定款変更や発行に対する承認が特に注目を集めている。
10:31
米最大取引所コインベース、予測市場事業強化へ新興企業を買収
米仮想通貨取引所最大手コインベースが予測市場スタートアップThe Clearing Companyを買収。2026年1月完了予定。予測市場は2030年までに1兆ドル規模に成長する見込みで、コインベースは「Everything Exchange」構想の実現を加速させる。
09:42
バイナンス、2023年和解後も疑わしい口座の約212億円移動を防げず=FT報道
英紙FTは、バイナンスが2023年和解後も疑惑口座による1.4億ドルの取引を防げなかったと報道。13の口座が2021年以降17億ドルを移動。テロ資金調達との関連も指摘される中、バイナンスは「当時制裁対象ではなかった」と反論している。
09:40
ネットスターズ、羽田空港でUSDC決済の実証実験を近日開始へ
決済ゲートウェイのネットスターズが羽田空港第3ターミナルでUSDCによる店舗決済の実証実験を開始へ。QRコードを活用し、インバウンド旅行客がウォレットから直接支払い可能。加盟店は円建てで精算される仕組み。
09:30
XRP建て利回り商品「earnXRP」がフレアでローンチ、4〜10%の利回り目指す
アップシフト、クリアスター、フレアがXRP建て利回りボールト「earnXRP」を立ち上げた。XRP保有者が複雑な戦略を運用することなく利回りを得られる商品で目標利回りは4%から10%となる。
08:12
トランプメディア、451BTC追加購入で保有額10億ドル突破
トランプメディアが新たに451BTCを取得し総保有額が10億ドルを超えたと報じられた。第3四半期は5z480万ドルの純損失を計上したが仮想通貨戦略を継続している。
07:30
米仮想通貨特命官、CFTC・SEC新委員長を「ドリームチーム」と称賛
米ホワイトハウスのデビッド・サックス仮想通貨担当官がCFTC新委員長マイケル・セリグ氏とSECのポール・アトキンス委員長を称賛し、トランプ大統領が「ドリームチーム」を作ったと評価した。
07:20
仮想通貨投資商品、先週は1490億円超の資金が純流出
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,494億円の純流出だったと報告。ビットコインなどの銘柄別のデータも公開している。
06:30
ストラテジー社の米ドル準備金が3400億円超に、「仮想通貨の冬」に備え
マイケル・セイラー率いるストラテジーが普通株式の売却により7億4800万ドルを調達し、米ドル準備金を約22億ドルに増やした。仮想通貨の冬に備え配当と利払いを32カ月間カバーできるようにした。
06:05
JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引の提供を検討=報道
これまで仮想通貨を否定してきたJPモルガン・チェースは機関投資家向けに仮想通貨取引サービスの提供を検討している。現物取引とデリバティブ取引が含まれる可能性がある。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧