マネーグラム 新たに4つの送金ルートをオープン
Swell 2019へ登壇したマネーグラムのCEO Alex Holmes氏は、ODLを利用する新たな送金ルート(例:米ドルUSD⇨メキシコペソMXN)を年内オープンすると明かした。*現場ビデオでは「すでにルートをオープンした」と話したが、Rippleの広報では、「年内」としている。
参考:Ripple公式
「我々はすでに4つの新ルートをオープンした。現在、スケールアップを進めている。」と話し、「トランザクションフォローを通貨ペアで処理することにより、効率性と拡張性が大幅に改善されている」と説明した。
It's only the beginning…
— Ripple (@Ripple) November 8, 2019
MoneyGram CEO Alex Holmes talks #ODL and opening new corridors on stage at #SwellbyRipple.
Full session coming soon to https://t.co/NnOD151Z8P. pic.twitter.com/qT8UmFYyWD
すでに米ドル⇨メキシコペソ(主なルート)、米ドル⇨フィリピンペソのルートでODLを利用しているマネーグラムは、具体的にどの通貨ルートに拡大したかは明かしていない。
しかし、以前Garlinghouse氏が話したように、マネーグラムはRippleにODLの利用可能地域をプッシュし、より多くの地域でXRPでの送金を可能にしたい考えを持っている。
Holmes氏はSwellでGarlinghouse氏と対談し、「ODLによるUSD/MXN送金は、マネーグラムの全送金高の10%を占めている。ODLでお金はデータのように移動している」と説明し、「ODLは実に素晴らしいものだ」と称賛した。
先週Q3業績レポートを公開したマネーグラムも、Rippleとの提携事業を拡大する方針を表明した。
メキシコ取引所Bitsoに追い風
さらにUSD/MXNをXRPで変換する時に利用するメキシコの仮想通貨取引所Bitsoの責任者Bárbara González Briseño氏は、昨日のSwell対談にて、仮想通貨の普及とODL利用の送金ルートの拡大について語った。
現在取り扱っているODL利用高について、「週間あたり、USD/MXNにおいてBitsoは1.5%の送金高を処理している。USD/MXNは世界において最も金額の高いルートで、350億ドルに及ぶ。」と説明。
「USD/MXNは一例に過ぎず、世界を見れば、近い将来仮想通貨(デジタルアセット)の有用性普及は加速する。」と話した。
.@Bitso’s Head of Finance Bárbara González Briseño describes the massive opportunity around digital asset adoption and expanding corridors. https://t.co/4iA36bEnC8#SwellbyRipple pic.twitter.com/BE72KIc8rn
— Ripple (@Ripple) November 7, 2019