はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米スタートアップ、イーサリアムのブロック伝播時間半減に成功 スケーラビリティ改善で注目事例に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロック伝播時間を減少

ブロックチェーンのスケーラビリティに特化した米スタートアップBloXroute Labsが、イーサリアムのメインネット上で、ブロックの伝播時間を半分以下に減少させることに成功した。

伝播時間とは、ブロックが生成されてから他のノードに共有されるまでの時間を指す。今回の実験は、11月11日から27日まで期間にブロックチェーン企業Akomba Labsが実施。

BloXroute Labsが構築した「Blockchain Distributed Network(BDN)」を利用してイーサリアムのノードを立て、現在の平均値である360ミリ秒から172ミリ秒まで伝播時間を減少させることに成功した

今回の結果でBDNが、数字こそ小さいが、イーサリアムのネットワークのスケーラビリティ向上に可能性を秘めていることが証明された。イーサリアムは2.0へのアップグレードが迫っているが、その目的の1つがスケーラビリティの改善である。

関連イーサリアム 2.0 待望のテストネット稼働延期へ

BloXroute Labsのアプローチは、トランザクションサイズを減らし、ブロック伝播時間を速めるという方法だ。同社CEOのUri Klarman氏は「取引があったことが伝わっていれば、ブロック全体を送信する必要はない。実際のデータ自体を送る必要はないということだ。どの取引があったかだけを伝えれば良い」と説明している。

BloXroute Labsは9月にも同じテストを行なっており、その際はブロック伝播時間を25%減少させることに成功していた。Klarman氏はすでに複数の大きなマイニングプールでBDNを稼働せており、今後はより大きなマイニングプールへと徐々に利用を広げていく方針だ。「ブロックに対するキャパシティが向上すれば、手数料を下げることができる」と意欲を見せた。

参考資料 : CoinDesk

CoinPostの関連記事

イーサリアム設立者Vitalik「仮想通貨業界が解決すべき3つの課題」
イーサリアムの共同設立者Vitalik Buterin氏が2014〜2019年現在までの仮想通貨に関する問題の解決状況をレビュー。主に技術的な面からそれぞれの課題の進捗状況を精査した。
バイナンス先物取引所 仮想通貨イーサリアムの先物をテスト公開
バイナンスの先物取引所「Binance Futures」はイーサリアム先物をテスト版として公開した。レバレッジは50倍と設定。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/04 水曜日
14:00
8月22日開催、招待制イベント「WebX大阪」の詳細発表
8月22日、大阪万博テーマウィークで次世代フィンテック技術とネットワーキングの場を提供する「WebX FinTech EXPO」が開催決定した。SBIグループと最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画運営を担当し、金融業界リーダーを中心に約1000名が招待制で参加する。
13:40
410億円相当のイーサリアム、Galaxy Digital経由の大口取引が明らかに
Galaxy DigitalのOTCウォレットが108,278ETHの大口取引を実行。機関投資家による戦略的なイーサリアム取得が市場に与える影響が注目される。
13:10
1600億円相当の『ビットコインファースト計画』、欧州上場Vanadi Coffee
スペインのVanadi Coffeeが1600億円相当のビットコイン投資でマイクロストラテジー戦略に追随。6月株主総会で承認を求める予定だ。
11:45
「米軍の一部がビットコイン法案を支持」ルミス上院議員 国防強化の重要性を強調
米国のルミス上院議員が、米軍将官の一部も仮想通貨ビットコインを備蓄することを支持していると表明した。背景には防衛力強化がある。ルミス氏は少額決済の免税も提案した。
11:30
政府のビットコイン支払い受入れ法案、カリフォルニア下院で可決 上院審議へ
カリフォルニア州議会下院が州政府のビットコイン・デジタル通貨支払い受け入れを可能にする法案を68対0で可決。
11:02
シンガポール、未認可の仮想通貨企業の国外サービス提供を禁止へ
シンガポール金融管理局は、仮想通貨サービス企業の事業ライセンスに関するガイダンスを発表。特に、シンガポールの国外にサービスを提供している仮想通貨企業に対する措置が注目を集めている。
10:10
韓国でイ・ジェミョン新大統領が誕生 ステーブルコインや仮想通貨ETFを公約に
韓国でイ・ジェミョン氏が大統領に就任した。選挙キャンペーン中にウォン建てステーブルコインの解禁や、仮想通貨現物ETFの合法化などを公約として掲げていた。
09:40
ビットコイン価格に底堅さ、半導体関連事業と米経済が下支え|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5月末の下落から回復しつつあり、エヌビディアの好調な半導体事業がマイナーの資金難緩和と市場の下支えに期待されている。
07:30
上場企業のビットコイン保有急増も、価格下落で清算の懸念=スタンダード・チャータード分析
60社超の上場企業が合計67万BTCを保有する中、スタンダード・チャータード銀行のアナリストは価格下落時の強制売却リスクを警告。平均購入価格から22%下落が危険水域と分析。
07:05
金持ち父さん著者キヨサキ、株式市場などの暴落を予測
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、株などの市場が2025年の夏にかけて暴落する可能性があると警告。金、銀、仮想通貨ビットコインには数十億ドル規模の資金が流入すると予測している。
06:45
トランプメディア、ビットコイン現物ETF申請
NYSE取引所がTruth Social Bitcoin ETFの上場・取引に関する規則変更案をSECに提出。トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの金融戦略の一環として2025年後半の発売を目指す。
06:16
6月の仮想通貨市場、トランプ関税と予算法案で大幅変動の可能性=K33分析
K33リサーチがトランプ大統領の関税政策と「大きく美しい法案」を巡る動向が6月の仮想通貨市場に大きな変動をもたらすと警告。チキン呼ばわりやマスク氏の批判も市場に影響を与える見通し。
05:50
ミームコイン発行の「Pump.fun」、約1500億円規模のトークン販売計画=報道
仮想通貨ソラナ基盤のミームコイン発行プラットフォーム「Pump.fun」が40億ドル評価で10億ドル規模のトークンセール実施を計画していることが報じられた。
05:40
TRUMPミームコインの仮想通貨ウォレット開発か トランプ一家は関与を否定
トランプ大統領が独自の仮想通貨ウォレットを開発中とみられ、Magic EdenがパートナーシップでTRUMPミームコインと連携。一方でトランプ・オーガニゼーションは関与を否定している。
06/03 火曜日
16:59
リップル社、RLUSDステーブルコインがドバイ当局から承認取得
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」がドバイ金融サービス庁の認定暗号トークンとして承認。中東での普及や企業向け決済需要の高まりに注目。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧