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国内取引銘柄のIOSTが続伸 個人仮想通貨投資家の資金が流入か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

IOSTが続伸

15日の仮想通貨(暗号資産)市場で、国内取引銘柄でもあるIOSTが前日比で一時70%高を超えた。前週比では+240%と大幅高となっている。

高騰の背景には、①大型発表が予定されている点を運営が告知していた点、②HUSDのサポート計画とエアドロップ、③IOST.BESTノードがノード投票による報酬増加キャンペーン、④コインチェックのCM開始などが挙げられる。

プロジェクトに関連したキャンペーンやマーケティングに関する(①〜③)が相次いだほか、コインチェックCM再開で新規投資家の参入が意識され、見た目上安く見えるIOSTへの個人投資家の資金流入が意識された。

大型発表として公開された米ドルペッグのステーブルコイン「HUSD」のサポート計画では、パブリックチェーン初のバッチとしてIOSTが参加する点を強調。IOST保有者に対し、3万5000ドル相当のHUSDをエアドロップする計画を発表している。

また、IOSTのノードである「IOST.BEST」が同ノードへの投票者に対し、報酬を2倍で還元するキャンペーンなど、ノード間の投票権獲得競争に関わる動きも見られた。

IOST保有者は、1トークン辺り、1票の投票券を有しており、登録ノードやパートナーノード、公式ノードへの投票を通じて、間接的にブロック生成プロセスに参加し、報酬の一部を獲得する機会を得ることができる。

また、大手取引所コインチェックも満を持してCMの再開を発表。17年末の強気相場では国内仮想通貨ブームの火付け役となったとの指摘もあり、ビットコイン高騰の状況も踏まえ、個人投資家を中心とした国内マーケットの大商いが期待された。

特に、コインチェック銘柄の中でも、通貨の価格が一桁台で推移するIOSTは、投資知識に乏しい新規投資家が今後の値上がり益が見込めると錯覚するとして、コミュニティを中心に意識が向いた。

過去の17年バブル時も一桁台で推移していたXRPなどで同様の事例が確認されており、バブル相場特有の現象として、注目された格好だ。

CryptoCompareのデータによると、メインのマネーフローはUSDTとBTCとなったが、法定通貨では韓国ウォン(KRW)が3位にランクインした。日本は販売所形式の取引であるため、出来高データの取得ができないが、17年バブル時に見られた日韓主導のアルト取引に似た傾向が見られている。

一方、価格推移も急ピッチな高騰を記録しており、利益確定売りなどによる反落リスクも警戒したいところだ。

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