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イーサリアム最高値更新、高騰背景は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム最高値更新

イーサリアム(ETH)が、過去最高値を更新した。前日比+6%の高値2,665ドル(約290,000円)を付けた。

18日に1兆円規模の大量清算も影響して急落したビットコイン市場に連れ安したイーサリアムであったが、その後の買い戻し意欲も強く、対ビットコインで底堅く推移。週明け26日に大幅反発した仮想通貨市場で資金が流入し、最高値を更新した。

イーサリアムは、①カナダの証券取引所で取引されるETF(上場投資信託)が相次いでいる(計4商品):詳細、②7月に予定される大型アップデート「ロンドン」ハードフォーク:詳細、③Uniswap『V3』のローンチ直近:詳細、④NFT・DeFi市場の活況さ、⑤イーサリアム2.0など投資家が意識する材料が多くある。

また、BTCドミナンス(市場占有率)急低下に伴うアルト市場への資金移動なども背景にある。通貨ペアETH/BTC(ビットコイン建て)価格は3年ぶり水準にある。レジスタンスラインをブレイクが注目される中で、BTCに対する優位性も強まりそうだ。

大型アップデートとユニスワップV3

DDoS攻撃対策やEVM(仮想マシン)のサブルーチン導入などを組み込んだハードフォーク「Berlin」を実施したばかりだが、現行イーサリアムチェーン(イーサリアム1.x)のアップデートも続く。最も重要とされる本命のアップデートが7月に予定される大型アップデート「ロンドン」で、ガス代改善案「EIP-1559」が含まれる。

大きなボトルネックになっているイーサリアム・ネットワーク手数料システムに変更が加わる予定のほか、ベースフィー焼却(バーン)による需給面での好影響も期待される。

関連:市場の関心集めるイーサリアム改善案「EIP-1559」Deribitアナリストが分析

また、DEX(分散型取引所)Uniswapが新たなバージョンとなる『V3』は、日本のゴールデンウィーク明けの5月5日に正式にローンチ予定。

V3では、ガス代改善や流動性強化など、複数の新機能を実装する予定。価格指定を行いながら流動性供給できる機能が追加されるほか、ガス代が低減されるOptimism L2に対応することで、DeFi市場の利便性が大幅に向上することに期待感が高まっている。

DeFi市場の過熱感から、イーサリアム上のDeFi取引におけるコストが大幅に上昇し、資金効率が悪い個人投資家らを中心にSolanaなどの他チェーンへ移行する動きも出ている。高い需要を背景にUniswapのコスト面や資金効率が改善されれば、イーサリアム関連の市場に再び流動性が大幅に上昇するとの観測も広がりつつある。

関連:イーサリアム3年ぶりの過去最高値更新、高騰要因に4つの理由

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