はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインとアルトコインが復活しつつある3つの理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場が回復しつつある理由
4月下旬に差し掛かり、仮想通貨市場は堅調な伸びを見せています。専門家達によると、この価格上昇の理由は、規制の明確化、機関投資家達の参入、市場の成熟化であると記述されています。

市場回復の3つの理由

ビットコインは約100万円で取引され、多くのアルトコインも、ここ数週間で堅調な伸びを見せており、待望の健全な価格補正が反映されているようです。

しかし、この堅調な回復の裏にはどのような理由があるのでしょうか。

専門家によると、この裏には、いくつかの具体的理由があるとされています。

規制の明確化

何よりもまず、多額の資本、機関投資家を仮想通貨業界に引き入れるため、世界中で規制の明確性が高まったことが挙げられるでしょう。

Brave New Coin のCEOを務めるFran Strajnar氏は、Forbesに対し、以下のように述べています。

「ビットコインの価格上昇にはいくつかの理由が考えられます。

アメリカが日用的(ユーティリティ)トークンではなく、証券トークンの規制に乗り出したことで、結果的に有名な投資家達を仮想通貨の購入に走らせています

ジョージ・ソロス氏や、ロックフェラー家も仮想通貨エコシステムに関心を持ち始めていることからも、この資産クラスが合法化され、良い方向へ進んでいると言えるでしょう。」

4月初頭に、Soros Fund ManagementのAdam Fisher氏が仮想通貨取引の内部承認を得たと発表されたことも、ビットコインの本格的な回復のきっかけにもなっているようです。

機関投資家達が参入してきている

ビットコイン及び、その他の仮想通貨に対する機関的な関心は、乗り遅れを恐れる小規模投資家達の参入も促進しています。

ブロックチェーンプラットフォームのKowalaのCEOを務めるEiland Glover氏(以下、Glover氏)は、以下のように語っています。

「近いうちに、既存の金融業界のプレイヤー達が仮想通貨市場に参入してくるという話をよく聞くようになりました。

このような(金融機関などの)新規プレイヤー達の参入によって、新規資金が津波のように仮想通貨市場に流れ込み、非常に高いレベルの流動性を確約し、結果的に価格を押し上げていると考えられています。」

そして実際に、Glover氏が言うように既存金融業界のプレイヤー達は参入を検討しているようです。

カナダの多国籍マスメディア・情報企業であるThomson Reuters社が行った調査によると、その400社以上の顧客企業の20%に当たる企業が、半年以内に仮想通貨市場への参入を検討していると報告しました。

市場の成熟化

一番重要な理由となり得るのが、仮想通貨市場の成熟化です。

この成熟化によって、投資家達は、現時点で、この市場がどのような状況にあり、どこに向かって成長していっているのかをより深く理解できるようになりました。

ZenCashの共同創業者であるRob Viglione氏は、Forbesに対し、以下のように述べています。

「今回の過去50日の最高値は、人々が仮想通貨市場に再参入して来ている堅実な証拠であると言えるでしょう。

国際的な規制監視の高まりが、前四半期の仮想通貨価格を引き下げていましたが、過去数週間で比較的堅実な市場になって来ています。

人々は、ブロックチェーン技術の長期的な可能性の理解を高め、有名な投資家達の強気な参入も引き起こしています。

そして、このような理由が一般投資家達の自信にも繋がっているのです。」

3 REASONS WHY BITCOIN AND ITS BRETHREN ARE BACK

Apr 26, 2018 by Adam James

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論の終焉を再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
強気サイクルは終了か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」の提案でパブリックコメント募集
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
12:10
米上院、トランプ氏の仮想通貨推進派2名を承認 CFTC・FDIC新委員長が就任へ
米上院は12月18日、トランプ大統領が指名したマイケル・セリグ氏をCFTC委員長に、トラビス・ヒル氏をFDIC委員長に承認した。両氏は仮想通貨推進派として知られ、デジタル資産に対するより友好的な規制環境の実現が期待されている。
11:28
米仮想通貨市場構造法案、1月に上院審議へ ホワイトハウス当局者が確認
米ホワイトハウスの仮想通貨担当官が、仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)の1月上院審議入りを確認。業界と伝統的金融機関が最終協議を実施、超党派の協力が成立の鍵に。
11:09
「10月の歴史的暴落の後遺症続く」ラウル・パル、仮想通貨の下落圧力は市場操作ではないと分析
グローバルマクロ投資家のラウル・パルが、10月10日に発生した仮想通貨市場の歴史的暴落について詳細を分析。市場操作の指摘は的外れであり、トランプ関税ショックとバイナンスの深刻な技術障害が重なり、数兆円規模の強制決済をもたらした大規模ロスカットに繋がったという。
10:35
SOL保有企業フォワード・インダストリーズ、株式をトークン化
仮想通貨ソラナの財務企業フォワード・インダストリーズは、自社の株式がソラナブロックチェーン上でトークン化されたことを発表。トークン化株式はDeFiで利用できるとした。
10:05
仮想通貨保有企業株、MSCI除外で約2兆円売却圧力 来年1月に判断
MSCIが仮想通貨保有企業を指数から除外する提案を検討。実施されれば39社で最大150億ドル(約2.2兆円)の強制売却が発生する可能性。業界は1,268の署名を集め強く反発。2026年1月15日に最終判断。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧