CoinPostで今最も読まれています

米CFTC委員長「仮想通貨の規制整備でビットコイン価格は2倍になる可能性」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨に明確な規制を

米商品先物取引委員会(CFTC)のRostin Behnam委員長は28日、CFTCが暗号資産(仮想通貨)の規制を主導すれば、業界に大きなメリットをもたらすことができる可能性があると語った。

仮想通貨の発展には十分に整備された規制が必要であるとし、CFTCが規制する市場では、ビットコイン(BTC)の価格が2倍になる可能性もあると主張している。

CFTCとは

「Commodity Futures Trading Commission」の略。1974年設立の政府機関で、商品取引所に上場する商品や金利など、米国の先物取引市場を監督している。

▶️仮想通貨用語集

Behnam氏は、ニューヨーク大学ロースクールのイベント「Fireside Chat」に登壇。今回の発言はこのイベントで行われた。イベントの公式動画は公開されてないが、海外メディアがBehnam氏の発言を報じている。

いつの価格を基準にして2倍になるのかは明確ではないが、Behnam氏は今回の発言の根拠について、以下のように語った。

規制が整備されれば。機関投資家からの資金流入につながる可能性がある。

仮想通貨企業の発展にも、明確な規制と公正さが必要だ。

米国には国家レベルの明確な仮想通貨規制がなく、監督機関について、CFTCと米証券取引委員会(SEC)の管轄範囲も明確にされてこなかった。現在は、バイデン大統領が発令した大統領令によって、デジタル資産の規制整備が加速している。

関連反響広がる仮想通貨関連「米大統領令」、政府関係者や有識者らの見解は?

その他の発言

今回Behnam氏は、犯罪をなくしたりできるように仮想通貨業界を広く規制するには、CFTCの予算やリソースが不足しているという課題を指摘した。これまでCFTCが追跡した問題の多くは、密告者や顧客らからの指摘に依存しており、独自に調査を行うには予算が足りないと述べている。

また、Behnam氏は、農業委員会が提出した法案を支持するとも表明。農業委員会はCFTCを管轄する組織で、この法案はCFTCの仮想通貨監督権を拡大することを目的としている。

関連米議員、CFTCの監督拡大法案の可決に前向き

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア