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米雇用統計発表で大幅利上げ継続の見方強まる ビットコインは前日比約2%下落

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場へも影響

米労働省の労働統計局は7日、9月の雇用統計を発表した。

今回の発表によって景気減速懸念が後退したり、賃金上昇が物価上昇圧力につながるとの見方が上がったりしたことで、米中央銀行が大幅利上げを継続する見通しが強まった。米中銀の政策に対する見通しは米株価指数や暗号資産(仮想通貨)市場等に影響を与えており、ビットコイン(BTC)価格も雇用統計発表(日本時間7日21時30分)を境に下落。本記事執筆時点で前日比約2%安となっている。

出典:CoinGecko

9月の非農業部門の就業者数は前月から26.3万人増加し、失業率は3.5%に低下。重要指標の1つとされる平均時給は9月に0.3%上昇して32.46ドル(約4,700円)となり、過去1年で5%高くなった。

米労働市場は求人数が減少しているが、失業率は上がっていない。米国では大幅利上げが続けられていて景気減退という副作用が懸念されてきているが、就業者数の増加は鈍化しているものの、米雇用市場の強さはまだ持続していることが示された。

また、給与が上がっていると企業は商品などを値上げして収益を確保する動きにつながる。この動きは物価上昇につながり、米中銀が金利を上げてインフレを抑制しようとする可能性が高まるため、平均時給にも注目が集まっていた。さらに、米企業では人手不足の状態が依然として継続しており、この状態が賃金上昇につながる可能性もある。

米金融政策の見通し

米国の中銀に相当するのは米連邦準備制度(FRS)。FRSを運営する重要組織が米連邦準備理事会(FRB)、12の地区連銀、FOMC(米連邦公開市場委員会)という位置付けだ。

出典:FED

FRSに求められているのは「雇用の最大化」と「物価の安定」。このため、金融政策を決定する際には、雇用統計や米消費者物価指数(CPI)などの指標が重要視されている。

CPIとは

「Consumer Price Index」の略。国の物価の上昇・下降を表す経済指数で、米国では米労働省の労働統計局が、毎月中旬に発表している。

▶️仮想通貨用語集

米中銀の政策は最近では仮想通貨を含め、金融市場に大きな影響を与えている。雇用の最大化と物価の安定という2つの役割と金融政策の関係から、最近は雇用統計のような指標に対する仮想通貨投資家からの注目度も高まってきた。

米国の政策金利を決める次回のFOMCの会合は、来月の1日から2日に開催。CMEグループが提供する金利予測ツール「FedWatch」によると、次回の会合で0.75ポイントの大幅利上げを継続するとの見方が約8割を占めている。

出典:FedWatch

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