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米メタ社、メタバース部門で5,000億円超の赤字 3Q決算

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタ社の3Q決算報告

米メタ(旧フェイスブック)社は26日、22年第3四半期(7月~9月)の決算資料を発表した。メタバース部門Reality Labsが約5,400億円(37億ドル)の損失を計上している。

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今期の結果を踏まえると、Reality Labsの年初来損失は約1.4兆円(94億ドル)に達した。Reality Labs社の今四半期の売上は約416億円(2億8,500万ドル)で、前年同期の約815億円(5億5,800万ドル)から減少している。

メタ社の最高財務責任者は、2023年まではメタバースへの投資に注力していく姿勢を示しており、次のように説明した。

私たちは、2023年度についてもReality Labsの営業損失が、前年度比で大幅に増加すると見込んでいる。

しかし、2023年以降については長期的に会社全体の営業利益を増加させるという目標を達成できるよう、Reality Labsへの投資ペースを調整していく予定だ。

なお、事業全体の売上高は約4兆円(約277億ドル)で、前年同期比で4%減少。そのうち、広告収入が約272億円を占めている。

出典:The Block

広告収入は堅調に推移しているものの、昨年約146兆円(1兆ドル)を突破したメタの時価総額は、執筆時約51兆円(3,500億ドル)を下回っている状況だ。株価は前年比で-65%と大幅下落していた。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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ザッカーバーグCEOの見解

メタ社のマーク・ザッカーバーグCEOは決算説明会で、メタバース戦略について話した。バーチャルリアリティ事業を発展させるというだけではなく、拡張現実や人間の神経系と機械を結ぶインターフェース技術(ニューラルインターフェース)の研究開発も行っていきたいとしている。

「これらは将来的に根本的に重要になると考えられるもので、こうした分野に注力しないのは間違いだと思う」とも続けた。

メタバースでマイクロソフト社などと提携

メタ社は11日、新たな仮想現実ヘッドセット「Meta Quest Pro」を発表。さらに、マイクロソフト社とのパートナーシップについても明かした。

ザッカーバーグ氏は、このヘッドセットを「早い段階から、仕事をするのに適したデバイスにしたいと考えていた」「マイクロソフト社との提携は、それを実現するために大きく寄与した」と説明している。

ヘッドセットは、リモートワークにも役立つものだ。仮想ホワイトボードに書き込むためのマーカーとしても使えるコントローラーなどの機能を備えている。その他、フェイシャル・トラッキングなどの技術により、ユーザーは自分のアバターに感情や表情をより忠実に反映させることができる。

マイクロソフト社は、「Z世代とミレニアル世代の50%が、今後2年間で仕事の一部をメタバースで行う」と見積もっており、メタ社とのパートナーシップにより、メタバースを利用するユーザーに、より多くの選択肢とセキュリティを提供したいと述べた。

なお一般的に、Z世代は1996年から2015年の間に生まれた世代、ミレニアル世代は1980年から1995年の間に生まれた世代と定義されている。

その他にメタ社は、Accenture社やAdobe社とも提携しているところだ。Accenture社は、ここ2年間で6万台以上のMeta Quest 2ヘッドセットを導入し、新入社員の研修に活用している。Adobe社との提携では、今後プロの3Dクリエイターやデザイナーに向けたアプリをローンチする予定だ。

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