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ソラナ、イーサリアム仮想マシン「Neon EVM」がメインネット公開へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Neon EVMのメインネット公開

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)にEVM(イーサリアム仮想マシン)互換性をもたらす「Neon EVM」が12月12日にメインネットローンチを迎えることが明らかになった。

Neon EVMにより、イーサリアム(ETH)のdApps(分散型アプリ)がソラナ上で簡単にサービスを公開できるようになる。

開発者にとって、より高いTPS(処理速度)と低コスト(ガス代)なソラナへのプロダクト展開が可能になる。ユーザーにとっては使い慣れた仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)を介して、ソラナ上のEVMベースのdAppsを利用可能になる。

各種データサイトによると、イーサリアムの現行TPSは10~15、ソラナは3,971TPSである。

出典:Neon Labs

開発元であるNeon Labsのリリースによると既にMetamaskをサポートしており、AaveやCurveなど、高い実績を誇るイーサリアムベースのDeFi(分散型金融)プロジェクトが、Neon EVMで立ち上げる意向を示している。

関連:グーグルクラウド、ソラナのノード運用代行サービスを導入へ

ソラナがEVM互換を獲得

ソラナでは、AWS(Amazon Web Services)やFacebook等で採用されている開発言語「Rust」を使ってプログラムを構築できるため、世界中の幅広い開発者を惹きつけてきた。

その一方で、業界最大のイーサリアムのプログラミング言語「Solidity」の開発リソースや人材をそのまま活用することはできない仕様だ。

Neon EVMにより、ソラナはイーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を獲得する。これまで独自のエコシステムを築いてきたソラナに、EVMのプロダクトや利用者が追加され、ネットワーク効果が強化されると期待される。

Neon LabsのMarina Guryeva創設者は、以下のように述べている。

イーサリアムベースのプロジェクトは初めて、Rustでコードを書き直す必要なく、これまでアクセスできなかったソラナの利用者と流動性を利用できるようになる。その結果、ユーザーはイーサリアムのバトルテストされたdAppsを失うことなく、ソラナで強化されたユーザー体験を楽しむことができるようになる。

EVMとは

EVM(イーサリアム仮想マシン)とは、イーサリアムのスマートコントラクトのコントラクトコードを実行するための「翻訳機」として機能するもの。バイナンスのBNBチェーンやアバランチ(AVAX)を初め、複数のネットワークがEVM互換性を備え、安価で高速取引処理(TPS)の性能により、多くのプロダクトとユーザーを獲得してきた。

▶️仮想通貨用語集

今後、Neon Labはエコシステムの完全な互換性、主要なイーサリアムツールやサービスとの統合、早期助成金プログラムやアンバサダープログラムの立ち上げに注力する。将来的に、ソラナのスマートコントラクトとの相互運用性の実現に向けて、取り組んでいく計画だ。

21年11月、Neon Labsは約44.8億円(4000万ドル:当時)の資金調達を発表。Jump Capitalが主導し、Solana Capital、Three Arrows Capitalなどが参加した。Neon EVMは22年4月に、ソラナのテスト環境Devnetでアルファ版を公開していた。

関連:ソラナ、イーサリアム仮想マシン「Neon EVM」のアルファ版をローンチ

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