WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

欧州議会、DeFi・ステーキング・NFTへのMiCA適用検討を欧州委員会に要請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ユーロ建てステーブルコインの活用拡大に期待感
  • ドル建てが市場の75%占め、ユーロ圏に脅威

デジタル資産規制の方針文書を採択

欧州連合(EU)の立法機関である欧州議会は7日、「デジタル資産――EU金融システムの競争力と健全性への課題」と題した方針文書を採択した。

EUにおける包括的な暗号資産(仮想通貨)市場規制「MiCA」の枠組みを基礎としつつ、DeFi(分散型金融)やレンディングなどをMiCAの対象とすることについて評価を求める内容も盛り込んでいる。

なお、この文書は政策方針となるが、MiCA自体を改正したり、新たな法的拘束力のある義務を課したりするものではない。まず、現在はMiCAの範囲外である分野について、以下のように述べている。

仮想通貨のレンディングやステーキング、NFT(非代替性トークン)、DeFiをMiCAの下で規制することの必要性および実現可能性を評価するよう、欧州委員会に求める。

DeFiやレンディングなどの活動は、ユーザーの本人確認が不十分で監督を欠いている傾向があるため、マネーロンダリングやテロ資金供与のリスクに対して脆弱であると懸念する記述も続く。

欧州委員会は5月に、MiCA規制をDeFi、ステーキング、レンディング、NFT、トークン化資産にも拡大すべきか、また、利回り付きステーブルコインに対する現行の禁止措置を見直すべきかについて、意見公募を開始している。

8月31日まで実施され、その後、欧州委員会によって調査結果をまとめた報告書が作成される予定だ。また、欧州中央銀行(ECB)も3月に職員によるレポートで、DeFiガバナンスの問題点を指摘し提言を行っている。

EUが今後、DeFiを始めとする分野の統一的な規制を打ち出すのか注目される。

関連記事:欧州中銀、DeFiガバナンスは「分散化されていない」と問題指摘 規制方法を提言

ECBがDeFi運営の集中化を分析した論文を発表した。代表的プロジェクトで上位100名が80%超のガバナンストークンを保有していると分析。透明性向上など具体的な規制を提案している。

ユーロ建てステーブルコインに前向き姿勢

方針文書は、トークン化やユーロ建てステーブルコインに対して好意的な姿勢も示した。

ステーブルコインについては、適切に規制されればクロスボーダー決済の高速化・低コスト化や、トークン化された金融市場におけるアトミック決済(資金の支払いと受け取りを同時に行う決済)の資産としての活用が期待されると述べている。

また、ユーロ圏で米ドル建てなどの外貨ステーブルコインが広く普及すると、ユーロの役割が弱まり、欧州中央銀行の金融政策の伝達に悪影響を及ぼす恐れがあるとも懸念を示した。

欧州議会シンクタンク(EGOV)によると、2025年後半時点でステーブルコインの時価総額の約75%、および1日の取引高の95%が米ドル建てステーブルコインであるUSDTとUSDCに集中しているとも指摘している。

関連記事:BIS年次報告、ステーブルコインは「貨幣の要件を満たさず」

BISが2026年版年次経済報告書でステーブルコインの構造的課題を指摘。貨幣の等価交換性の欠如や金融安定リスクを分析し、中央銀行主導の統合台帳構想を次世代通貨システムの道筋として提言した。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を許した脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
05:50
ベッセント米財務長官、約10億ドルのイラン仮想通貨を今週にも押収と発言「所在は把握」
ベッセント米財務長官は8日、10億ドル相当のイランの仮想通貨を今週にも押収する可能性が高いと明かした。押収対象の銘柄や方法は明らかにしていない。米政府関連のウォレットは今週、2,440億円相当を移動した。
05:00
サム・アルトマン氏出資のビットコイン生保、60億円相当調達 富裕層で需要増
世界初のビットコイン建て生命保険会社ミーンワイル(Meanwhile)が、ベイン・キャピタル・クリプト主導で3750万ドルを調達した。累計調達額は1.8億ドルを超え、アジア・欧州・中東の富裕層向け需要の拡大が背景にある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧