- 期間6か月・最大LTV45%の限定設計
- 仮想通貨担保融資は前年比50%増=SVB
「ボラティリティ・プルーフ・ローン」開始
ビットコイン(BTC)金融サービス会社ストライク(Strike)は8日、強制清算を回避できる「価格変動耐性」のあるビットコイン担保ローンを開始すると発表した。
この商品では、返済を継続する限り、ビットコイン価格がどれほど下落しても、借り手は強制清算を回避することができる。ストライクのジャック・マレーズ創業者兼CEOは、次のようにコメントした。
マージンコール(追加証拠金の請求)も、価格変動による強制清算もない。ビットコインがどれだけ下落しても、担保として預けたビットコインが動かされることはない。
価格変動は避けられないが、強制清算は避けられる。米ドルを借りながら、ビットコインは手元に残そう。
この「ボラティリティ・プルーフ・ローン(価格変動耐性ローン)」は、ビットコインを担保とするローンの一種であり、借入期間中に価格変動をトリガーとするLTV(借入比率)関連の警告や強制清算などが一切発生しない仕組みになっている。
ビットコイン価格がどれほど下落しても、支払いが滞りなく行われている限り、担保が清算されることはない。
一方で、利息や満期時の支払いが遅延し、10日間の猶予期間が経過した場合には、未払い分を補填するために担保の一部が清算される可能性がある。
ストライクによると、標準的なローンの期間が12か月であるのに対し、この「ボラティリティ・プルーフ・ローン」は6か月となっている。最大初期LTVは45%と標準的ローンの50%よりもやや控えめに設定されている。
米国の一部の州において、タームローン(期間の定めのあるローン)を対象に提供され、クレジットライン/与信枠型ローンは対象外だ。
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コインベースとベターが米国初のビットコイン担保ファニーメイ保証住宅ローンを実行した。ミシガン州の家庭が第一号で、今夏の全国展開を予定。想定融資額は2億5,000万ドル。
ビットコイン担保ローン市場が成長
米シリコンバレー銀行(SVB)クリプト・チームが6月に発表したレポートによると、機関投資家や金融機関の参入拡大に伴い、ビットコインなどの仮想通貨を担保とする貸付市場が成長中だ。
2026年第1四半期(1~3月期)における、ビットコインを含めた仮想通貨の融資取扱高は約11兆円で、前年同期比50%近く増加している。
関連記事:ビットコインなど仮想通貨担保の貸付市場が成長中=SVBレポート
SVBがビットコインなど仮想通貨を担保とした融資市場が拡大中だと指摘するレポートを発表。2026年1~3月期で前年比約50%増加しており、長期保有者の需要も背景の一つだと述べる。
融資プラットフォームのLednがProtocol Theoryに委託して2026年2月に米国とオーストラリアの仮想通貨保有者1,244人を対象に行った調査によると、回答者の88%が仮想通貨を担保としたローンや信用商品の利用を検討する意向を示していた。
一方で、現在こうしたローンを利用している人はわずか14%に過ぎない。Lednは、最大のハードルは、仮想通貨価格の変動への対応、清算リスクに関する対応、規制の不確実性など信頼性に関するものだった。
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