はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

コインデスク買収 カルダノ創設者や中国仮想通貨メディアが関心表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ホスキンソン氏やMarsbitが買収に関心

中国の暗号資産(仮想通貨)ニュースサイト火星財経(Marsbit)の創設者Wang Feng氏は19日、仮想通貨メディアCoinDesk(コインデスク)の買収に関心を示した。

Marsbitの他、カルダノ創設者のCharles Hoskinson氏もコインデスク買収を検討するYouTube動画を発表している。

Feng氏は、次のようにツイートした。

私は仮想通貨業界の未来を信じており、取引所にしてもメディアにしても、確固としたインフラストラクチャを提供したいと考えている。

Element Financeの子会社Marsbitは、多くの著名ファンドと協力して、コインデスクのメディアおよびカンファレンス事業を買収する意向がある。

Feng氏は、この取引に関心があるファンドや企業は連絡してほしいとの姿勢も示した。Element Financeは、Feng氏が創設したNFT(非代替性トークン)マーケットである。

Marsbitの出資企業には、最大手仮想通貨取引所バイナンスや、Huobi、OK Capitalなどが名前を連ねているところだ。

ホスキンソン氏の考え

ホスキンソン氏も20日、コインデスク買収への関心を語る動画を公開。ホスキンソン氏は、関係筋の情報によると、コインデスクの売却価格は現在、約260億円(2億ドル)付近で提示されていると話した。

ホスキンソン氏は、メディア事業への関心を持っており、「ジャーナリズムの誠実さを取り戻す方法を見つけたい」と語っている。ファクトチェックなど、メディアが誠実に運営されることに対して、金銭的なインセンティブを持たせることも提案した。

ニュースをNFT化することや、上位のブロックチェーンプロジェクトが進捗状況を寄稿すること、不正プロジェクトの内部告発ができる仕組みなどにも言及している。

ホスキンソン氏は、2億ドルという提示価格は「少し高すぎる」と表明した。仮想通貨コングロマリットのデジタルカレンシーグループ(DCG)は、2016年にコインデスクを約6,500万円(約50万ドル)で買収した経緯がある。

親会社DCGの流動性問題

コインデスクはDCG傘下企業の一つだ。DCGは現在、流動性問題を抱えており、株式の配当を一時停止する旨を通達している。

DCGの評価額は22年初頭の資金調達で約1.3兆円に達し、当時の年間収益は1,300億円に達していたが、その後、2022年に起きたテラエコシステムの崩壊やFTX破綻などで、財政が悪化した。

DCGとは

大手仮想通貨コングロマリット企業。6つの子会社を持ち、200以上のブロックチェーン関連スタートアップと50以上の仮想通貨ファンド、プロジェクトに投資している。主な子会社には、投資会社グレースケール、ビットコインマイニング企業Foundry、ジェネシス・グローバル・キャピタル、仮想通貨メディアCoinDeskなどがある。

▶️仮想通貨用語集

DCG傘下の仮想通貨融資企業ジェネシスは米時間19日、米連邦破産法11条(チャプターイレブン)にもとづき破産申請を行った。上位債権者には、仮想通貨取引所Gemini(ジェミナイ)を運営するGemini Trust Company、大手マーケットメイカーのCumberland DRW、仮想通貨ファンドMirana Venturesなどが含まれている。

関連仮想通貨融資企業ジェネシスが破産申請、ジェミナイやヴァンエックら債権者に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧