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大手ゲーム会社Krafton、NAVER Zと新メタバース提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTを売買できるメタバース

韓国を拠点とする大手ビデオゲーム制作会社Kraftonは19日、NAVER Zと提携して、新しいメタバースプラットフォームを共同開発すると発表した。2023年末のローンチを目指している。

両社は、約49億円(480億ウォン)を投資し、Create-to-Earn(創造して稼ぐ:C2E)システムを特徴とするプラットフォーム「Migaloo(仮称)」を開発しているところだ。

C2Eとは、コンテンツ制作者がメタバース内で作品を制作して販売し、ユーザーがNFT(非代替性トークン)の形で購入・所有できるシステムだと説明している。合弁会社は北米を拠点とする計画だ。

Kraftonが新たな合弁会社の株式の85%を保有し、Naver Zが残りの15%を保有する予定としている。

NAVER ZのChang-wook Kim CEOは、「Migaloo」はメタバース領域におけるゲームチェンジャーになるだろうと述べた。新たなC2Eシステムにより、コンテンツクリエイターのモチベーションや報酬のあり方を変革する可能性を秘めた画期的なプラットフォームになると自信を示している。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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ゲーム開発とメタバースのノウハウを融合

KRAFTONは2007年に設立されたゲーム制作企業。代表作として、バトルロイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(PUBG)」が知られている。PUBGは、現在約2億8,900万人の月間アクティブプレーヤーを擁する人気ゲームだ。

同社は、2021年度に約2,000億円の売り上げを記録したが、そのうち1,430億円分はPUBGによるものだった。2022年には、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)を開発するソラナラボとのパートナーシップを発表している。

関連PUBGの制作会社「Krafton」、ソラナラボとNFTゲーム共同開発へ

NAVER Zは韓国インターネット大手NAVER系列の企業で、2018年に設立。韓国を拠点としてメタバース「ZEPETO」を提供している。アジア地域で急成長中のアバタープラットフォームで、累積ユーザーは3億人を超えているとされる。

ZEPETOは、特にZ世代(一般的に、1996年以降に生まれた世代)に人気があり、バーチャルファッションアイテムの販売数は25億点以上だ。これまでに、LINE Blockchainを利用したNFT等もリリースしてきた。

関連人気メタバースアプリ「ZEPETO」がNFT販売 LINEチェーン採用

新たな合弁会社は、KRAFTONのゲーム開発経験と、NAVER Zのメタバース型ソーシャルネットワークの運営ノウハウを組み合わせて事業を行っていく。KRAFTONはクリエイター向けのツールやブロックチェーンシステムを開発し、NAVER Zはサービス企画や他企業とのパートナーシップ構築に注力する見込みだ。

ソウル市のメタバース

韓国では、首都であるソウル市も1月、行政サービスなどを提供する仮想空間「メタバース・ソウル(Metaverse Seoul)」プロジェクトを開始している。

市民が365日24時間参加できるコミュニティ空間であり、季節別のミニゲーム、市民参加公募展、企業支援センター、ソウルの観光体験などを設置。青少年向けカウンセリングルームも用意されており、素顔を出さずアバターを使って相談したり、学習指導を受けることも可能だ。

ソウル市は、社会のデジタル化に沿う行政サービス「メタバース・ソウル基本計画」を打ち出しており、2022年を導入期、2023~2024年を拡張期、2025年から2026年を定着期としていた。

関連韓国ソウル市、「メタバース・ソウル」プロジェクト開始を発表

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