はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米コインベース、仮想通貨の重要性を語るCM公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の可能性を示すテレビコマーシャル

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは23日、米国の首都ワシントンで、新たなテレビコマーシャルを放映すると発表した。仮想通貨は単なる金融商品ではなく様々な恩恵をもたらすテクノロジーであるとする内容だ。

CMの中で、コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、次のように話している。

根本的には、仮想通貨は単なる金融商品ではない。

仮想通貨は、あらゆる種類の金融商品を刷新できるテクノロジーだ。決済時間を短縮し、海外にいる家族へ送金する際にかかるコストを安くし、アーティストが報酬を受け取り、ファンと直接的なきずなを築くための新たな方法にもなる。

また、5Gや半導体技術の産業が米国外に流出してしまったようなことが、仮想通貨でも起きることを懸念しているとの考えも示した。そのことは、国家安全保障の問題ともなると述べる形だ。

米国の一般市民の生活を改善するには、経済成長を確実にする必要があり、そのためには仮想通貨も含む、科学とテクノロジーを支えていかなければならないとの姿勢を示している。

仮想通貨が単なる投機資産であるという見方は狭いものであり、仮想通貨業界はまだ黎明期にあるが、初期のインターネットのような可能性を秘めたものであるとの見方も提示した。

テレビコマーシャルは、一連のシリーズとなる予定だ。日曜の人気番組の枠で放映され、毎週末に新しい章が放送される。全部で四章となるもので、仮想通貨の重要性や、米国にとってどのような影響があるのかを説明する。

コインベースは7月19日にも、仮想通貨支持を表明するイベントの開催を予定しているところだ。この「Stand for Crypto Day」では仮想通貨コミュニティや、仮想通貨を支持する議員らがワシントンに集まり、政策を議論する。

SECと係争中

コインベースは現在、米証券取引委員会(SEC)との間で係争中だ。SECは、コインベースに対して法的措置を取るとの通知を出しており、一方でコインベースの側も、SECに対して限定的な訴訟を起こしている。

コインベースは裁判で、同社が2022年にSECに提出した「仮想通貨業界に関する規制の明確化を求めるペティション(署名文書)」への回答を要求している形だ。

この文書は、「実行可能な仮想通貨規制枠組みの構築」を求めて、1,700以上の団体や個人が名前を連ねていたものだ。SECが明確なガイドラインを示すことなく、法的措置により取り締まりを行ってきたことが背景にある。

控訴裁判所はSECに対して回答を出すよう命令したが、これを受けてSECは15日、コインベースには政府機関に職務を遂行するよう命じる権利はないとしており、返答にはさらに時間がかかると回答した。

関連米控訴裁判所、コインベースの請願に回答するようSECに命令

米国外での事業展開にも注力

コインベースは、米国の不透明な規制が仮想通貨セクターにネガティブな影響を与えているとして、米国外市場での事業展開にも力を入れ始めているところだ。特に、シンガポール、ブラジル、カナダ、アブダビ、バミューダなどの市場で取り組みを進めている。

関連コインベース、バミューダでライセンスを取得 デリバティブ市場を準備か=報道

また、19日よりサブスクリプションサービス「Coinbase One」を米国、英国、ドイツ、アイルランドで公式リリースしており、今後数カ月以内に、他の欧州31カ国でも展開する計画だ。

このサービスは、ユーザーに取引手数料無料、より高いステーキング報酬、24時間365日の顧客サポート、納税申告書作成などを提供する。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧