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ディオール、NFT付属のデジタルツイン対応「B33」新作スニーカー発売へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTが付属するメンズスニーカー

高級ファッションブランドのDior(ディオール)は6月30日、NFT(非代替トークン)が付属するメンズシューズの新ラインを発売すると発表した。

2023年秋冬の新作コレクションの一環として、「B33 スニーカー 限定エディション」がリリースされる。同シリーズは「デジタルツイン」機能として暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で鋳造されるNFTに紐づけられる。

公式サイトによれば、「デジタルツインとは、現実空間のさまざまなモノやコトのデジタルコピーをサイバー空間上に再現する技術」となっており、メタバース(仮想空間)でのユースケースも想定されている可能性がある。

各シューズの価格は約20万円(1,350ドル)であり、それぞれプラットフォームと独占サービスへのアクセスを許可する暗号化キーを備えている。最初のモデルは、470足限定でシリアルナンバー入り。7月6日よりオンラインで購入できるようになる。

「B33」スニーカーは、2023年秋冬メンズコレクションの一部として、ディオールのアーティスティック・ディレクター、キム ジョーンズ氏によってデザインされたものだ。

テニスシューズをモダンなシルエットで再構成したもので、モヘア素材を特徴としている。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

NFCチップ搭載の後続シューズも

ディオールは、「B33」の第一弾に続いて、さらに6つのスタイルの「B33」を約14~16万円(1,000~1,100ドル)の価格帯で発売する予定だ。ただ、こうした後続のシューズには、NFTは付属してこない。

NFTは付属しないものの、後続シューズは右足の裏にNFCチップが付いてくる。NFCチップとは、2台のデバイス間で近距離ワイヤレス通信を可能にするものだ。

これにより、最初のモデルと同様に、ユーザーはオンラインプラットフォームにつながる暗号化キーの方は入手できることになる。

ディオールのこのプラットフォームは、各シューズの持ち主にデジタル証明書を提供。その他にも、様々な独自サービスが提供される見込みだが、ディオールはまだその詳細を明かしていない。

ルイ・ヴィトンもNFTをリリース

ディオールの親会社はLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)であり、ディオール以外にも傘下のブランド「ルイ・ヴィトン」がNFTへの取り組みを見せている。

ルイ・ヴィトンは、6月16日に同ブランドのトランクをモチーフにした、「トレジャートランク」というNFTをリリースした。201個限定で、セールには抽選で選ばれた顧客のみがアクセスできるものだ。

各NFTの価格は約615万円(39,000ユーロ)で、物理的なオーダーメイドのルイ・ヴィトンのトランクも付属してくる。

このNFTは、個人間で二次的に取引したり譲渡したりすることはできない。元の所有者のみが、独占的にカスタマイズ可能な製品や新製品の早期リリース、オーダーメイドの製品などにアクセスすることができる仕組みだ。

ルイ・ヴィトンは「VIA」と呼ばれる一連のデジタルプロジェクトを開始しており、「トレジャートランク」のリリースはこの最初の段階である。

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