チャート取引の幅を広げる機能
海外暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所Deepcoinが新たな取引機能、「インジケーターオーダー」を導入した。独自開発されたこの機能は、チャートインターフェース上でダイレクトに注文を設定することが可能であり、ユーザーの取引体験を向上する。
この機能には、ポジションの調整を容易にする利点があり、成行注文(マーケットオーダー)、指値注文(リミットオーダー)、逆指値注文(ストップロスオーダー)、利確注文(テイクプロフィットオーダー)など、多様な取引注文に対応しているのが特長である。
トレーダーは、価格の動きやトレンドの変化、さらにはテクニカルインジケーターによるシグナルに基づいて、エントリー(取引開始)からエグジット(取引終了)までの戦略をより幅広く築きやすくなる。
インジケーターオーダーの利用例
例として、ビットコインの取引においてボリンジャーバンドを用いた逆張り戦略を想定した、インジケーターオーダーの利用例を見てみよう。
ボリンジャーバンドの下限を割れた際に、価格が中央線に戻る可能性が高いと予測し、その安値で購入する。その後、価格が中央線近辺に戻ったタイミングで売却し、利益を確保する。このようなケースでインジケーターオーダーは、自動で安値での購入を助ける便利なツールとなる。
チャート上でボリンジャーバンド下限線をドラッグし、200ドル下に位置する「補助的な下限ゾーン(オレンジ)」を生成できる(以下図)。
価格がこのラインを通過すると、買い注文が実行される。また、同様の方法で売り条件を設定したり、テイクプロフィットとストップロスのパーセンテージを設定して、取引の裁定取引を行うこともできる。
DeepcoinのCEO、Ego Huang氏は、「インジケーターオーダーはDeepcoinプラットフォームにおける革命的な進化であり、ユーザーの皆様に先進的な取引手段を提供することで、より精緻でデータに基づいた取引判断が可能となる。この機能は、暗号資産の取引体験を大幅に刷新し、高度な取引機会を効率的にキャッチし、より優れたリターンを実現する道具となる」とコメントしている。
2018年に設立されたDeepcoinはシンガポールを本拠とし、30カ国以上で300万人を超える登録ユーザーを有する。安全で効率的な取引体験を提供することを目標としている。
主要な法定通貨と暗号資産に対応しており、現物取引、無期限先物、インバース先物、さらにはDeFiセービングアカウントまで、個人投資家から機関投資家まで幅広いニーズに応える多様な取引オプションを用意している。
*この記事は参考情報であり、商品取引の募集や推奨、投資助言とは一切関係ありません。暗号資産取引には高いリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資家は、商品のメカニズムをしっかりと理解し、独立した判断で慎重に行動することが求められます。