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イーサリアムの新レイヤー2『Astar zkEVM』発表、Polygonと協業へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ETH L2の共同開発へ

日本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkを開発するステイクテクノロジーズは13日、Polygon Labsと協業し、イーサリアム(ETH)のレイヤー2「Astar zkEVM Powered by Polygon」を共同開発することを発表した。

同発表はシンガポールで開催中のWeb3カンファレンス「Token2049」で発表されたものであるが、Astar過去最大のアップデートかつロードマップの大きなマイルストーンと位置付けられ、コードネーム『Astar2.0 Supernova』と事前告知されていた内容の詳細となる。

スーパーノヴァとは、天体学用語で超新星誕生時に発生する大規模な爆発のこと。強力な光とエネルギーを放射しながら新たな元素を生み出し、宇宙の進化に影響を与えるとされる。

zkEVMはイーサリアムチェーン上でスマートコントラクトを実行し、互換性を持たせるためのソフトウェア環境であるイーサリアム仮想マシン(EVM)とゼロ知識証明(ZKP)を併せ持った技術であり、イーサリアム基盤アプリにおけるスケーラビティ問題解消に役立つ。zkEVMにより、既存のEVM準拠のdApps(分散型アプリケーション)の移植が可能になることは大きなメリットと言えるだろう。

Polygon zkEVMはZKロールアップ技術を採用するネットワークの一つであり、今回のAstar zkEVM Powered by Polygonによって日本のWeb3事業展開を加速させていくことになる。

グローバル企業向けの多用途ソリューションとして機能するAstar zkEVMの立ち上げにより、イーサリアムとポルカドットのエコシステムを繋ぐゲートウェイとなることを目指しつつ、世界中の数十億人単位のユーザーがWeb3を定期的に使用するというビジョン実現のために注力する。

渡辺創太CEOはこれを機に「Astarとして、マスアダプションに向けてエンタメとゲームにフォーカスする」ことを明言した。今後はポリゴン(MATIC)と対決するのではなく共闘し、日本市場においても「Polygon x Astar」でAstar zkEVMを盛り上げていくことを誓った。

今後数日以内に、Astar zkEVMで起動する提携先の公開を控えているという。

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