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a16zが物理製品×NFTドロップのIYKに出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

a16zがNFTドロップのIYKに投資

ブロックチェーン関連のベンチャーキャピタル(VC)の投資活動は、引き続き堅調だ。

CoinCarp Fundraisingなどのデータによれば、9月24日から9月30日の間に、12のWeb3プロジェクトが合計で6,175万ドル(約90億円)を調達した。前週は17プロジェクトで1億4,580万ドル(約217億円)を調達していた。

出典:CoinCarp等データ参考にCoinPost作成

今週の調達額トッププロジェクトは、NFTドロップを実現するNFCチップ提供の「IYK」。著名な投資会社a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)主導の投資ラウンドで1,860万ドル(約27億円)を集めた。IYKはNFCチップを物理製品に組み込むことで、消費者に新たな体験を提供する。過去2年間でアディダスやNFTクリエイターのGameFiプロジェクト「9dcc」、海外ミュージシャンVÉRITÉなどと連携し、ブランドとそのファンとの絆を深化させてきた。

例えば、アディダスは「NFT NYC 2023限定シャツリリース」で、NFTを使った特別なシャツを発表した。このシャツにはデジタルな「アルター エゴ(別人格)」が付属され、512点しか生産されないことが保証される。加えて、各シャツには8つのキャラクターの中から1つがランダムに割り当てられ、コレクションの魅力を高めている。

29日には、セルフサービス向けの「IYKプラットフォーム」をローンチ。これはブランドやクリエイターがデジタルとリアルの体験を一体化するためのツールで、カスタマイズ可能なモジュールやAPIが含まれる。同社は「IYKの技術をより多くのクリエイターやファンに広める」との意向を示しており、今回の資金調達はその拡大・向上に役立てられるだろう。

また、イーサリアムのデータセットを提供するRatedラボも、Placeholderや1confirmation、Chorus Oneらから1,289万ドル(約20億円)を調達。Ratedはポリゴン(MATIC)やソラナ(SOL)、コスモス(ATOM)、ポルカドット(DOT)など、他の主要なブロックチェーンにも展開を計画している。

関連:米決済大手PayPal、NFTの購入・送信システムで特許出願

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

資産トークン化活用のDeFi

その他、注目のプロジェクトとして200万ドル(約3億円)を調達したLeverFiはオンチェーンの無期限先物取引を提供し、リアルワールドアセット(RWA)ベースのトークンを取引の担保とする。

近年、RWAのトークン化は関心が高く、米国債などの資産を担保にトークンを発行し、その資本をブロックチェーン上に移動させるトレンドが進行しつつある。

LeverFiのラウンドを主導したDWS Labは、デジタル・ウェーブ・ファイナンス(DWF)の子会社で、大手仮想通貨マーケットメーカー兼Web3投資の専門会社としても知られる。DWF LabsはLeverFiのマーケットメイクを行うほか、成長と戦略的ビジネス開発活動を支援する。

LeverFiはLEVERガバナンストークンのステーキングプログラムの開始やマーケティングキャンペーンの展開を近々予定している。

関連:米Circle、資産トークン化の需要開拓へ、ステーブルコイン運用基盤を無償公開

Web3とは

Web3は、ブロックチェーン、仮想通貨、NFTを活用し、ユーザーに所有権を移行する新しいインターネットビジョンを指す。Web1が読み取り専用、Web2が読み書き可能なのに対し、Web3は読み書き+所有が可能となる。所有権の拡張、検閲耐性、分散型自律組織(DAO)、デジタルアイデンティティ、ネイティブペイメント(金融の自主性)など、ユーザーに革新的な機能を提供する。

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