はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米決済大手PayPal、NFTの購入・送信システムで特許出願

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTの購入・送信システム

米決済大手PayPal(ペイパル)が、非代替性トークン(NFT)の購入および転送システムに関する特許を米国特許商標庁に申請していたことがわかった。今年3月に提出された申請書が9月21日に公開された。

このシステムはNFT市場プラットフォーム内でのオフチェーン取引を仲介するものであり、コストを効率的に削減し、送信を高速化する機能を備えている。

出典:米国特許商標庁

システムを使うと、ユーザーは、保有するNFTをペイパルのネットワーク上の他のユーザーに送信することが可能になる。システム内の様々なユーザーのデジタルウォレットが、プラットフォームを介して接続され、NFTを送受信できるようになる形だ。

また、ユーザーは自分のデジタルウォレットを用意せずに、第三者企業によるカストディサービスなどを使うことも可能だとしている。

ペイパルは、各ユーザーが好むブロックチェーンやメタバースに基づいて、そのユーザーが購入すべきデジタル資産を推奨する機能も開発したと説明した。

ペイパルは、ユーザーが暗号資産(仮想通貨)を保有・売買・送金したり、市場情報や教育コンテンツを閲覧できる機能「Cryptocurrencies Hub」を提供している。今回の特許が承認された暁には、NFTサービスも「Cryptocurrencies Hub」に組み込む可能性がある。

関連米PayPal、仮想通貨の規約を更新 独自ステーブルコインの利用を可能に

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

Visaやマスターカードの商標登録申請

大手決済企業としては、VisaやマスターカードがNFT関連の商標を申請済だ。

Visaは2022年10月、仮想通貨やNFTの管理や取引・送受信などのためのユーザー用ソフトウェアや、NFTの収集品などで商標登録を申請している。

マスターカードは2022年4月の時点で、NFT市場や、メタバースでの決済・商取引を念頭に置いた商標を申請していた。

関連Visa、NFTやメタバースに関連する商標登録を申請

取引高は縮小傾向

2023年に入ってから、引き続きNFT取引高は減少傾向にある。The Blockのデータによると、2月に週当たり約540億円(約3.6億ドル)の取引高を記録したが、直近の週(9月17~24日)では約94億円(約6,300万ドル)へと縮小しているところだ。

出典:The Block

一方で、有名ブランドなどのNFT参入や、今回のような商標申請の動きも観察されている。

関連カシオがWeb3戦略「VIRTUAL G-SHOCK」発表、1万5000個限定のNFT会員証発行へ

関連グッチ、NFTをリリース 老舗オークションハウスのクリスティーズと提携

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。
05:35
リップルのロング社長、IPOの予定なしと再度表明
リップル社のモニカ・ロング社長が株式公開の計画はないと再び明言した。同社は企業価値400億ドルで5億ドルの資金調達を完了し、十分な資本があると説明している。
11/07 金曜日
18:34
金融審議会・第5回会合、暗号資産レンディングの規制強化について議論 金商法適用案も
金融庁は7日の第5回金融審議会で、暗号資産レンディング事業を金商法の規制対象とする方針を示した。年利10%台のサービスで利用者がリスクを負う一方、事業者に管理義務がない点が問題視された。
18:16
米証券大手チャールズ・シュワブ、2026年に仮想通貨取引開始へ
米証券大手チャールズ・シュワブが2026年上半期にビットコインとイーサリアムの現物取引を開始。顧客資産約1800兆円を持つ同社の参入で仮想通貨市場の主流化が加速へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧